表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
END OF THE WORLD ONLINE  作者: 岸村改
60/103

第59話/男なら一つや二つ・・・いや、そっちのデータはありませんよ?

これはどういうことだろうか?


俺は今、意外な人と再会しているのが・・・。


「雫。一つ聞きたいんだが・・・今日会う予定の人って、この人か?」


「そうだけど。何で?」


いや・・・これは予想できないって。


「私もびっくりだわ。君があの事件の当事者だったなんて・・・。」


その割には、驚いて居るようには見えませんけど・・・。


まぁ俺も驚いた事には驚いたけどね。


ふむ。ここはちゃんと、驚きを言葉にして伝えるとしよう。


「俺もびっくりですよ。幸恵さんが・・・こんなに金持ちだったなんて。」


「え?驚く所、そこなの?」


いや、だってさ。


案内されて来た高そうなマンションに居たのが、幸恵さんだぜ?


そりゃ、びっくりするでしょ。


やっぱり開発主任ともなると、それなりのお給料がもらえるのだろうか?


はてさて、それにしても当事者とは何のことだろうか?


そんなシリアス風に言われても、俺に心当たりはないぞ?


「誡。あんた、先導主任と知り合いなの?」


一応知り合いと言えば知り合いか。


「まぁ一度、会った事があるだけだがな。」


「そうね。それに鈴城さん、私は元主任よ。」


あれ?この人、主任辞めたのか。


まぁ行方不明って扱いの時点で、むしろクビにでもなったか。


「まぁいいわ。それより、早速本題に入りましょう。」


さて、本題と言われても・・・俺は何で呼ばれたのか知らないのですが。


ここは・・・説明を要求する!って、あれ?スルーですか、そうですか。


それで俺は何をすればいいのだろうか?


正直話に着いていけないし・・・ここは素直に聞くか。


「雫、俺は何をすればいいんだ?」


「え?ああ。先導主・・・じゃなかった、先導さんの指示に従ってLINKSでダイブするだけよ。」


なるほど、ダイブするだけの簡単なお仕事ですね、わかります。


え?そのポーズは何だって?


一応、説明を要求する!って抗議ポーズのつもりだが・・・え?わからないって?


ふむ。どうやら通じ無かったようだ。


もしかしてこのポーズって通じないのか!?・・・ふむ。今度、来夢で試すか。


はっ!それにしても、リアルでこのポーズとか・・・やばい、知らない内にアチャーな人の影響を受けていたのか!?


この手の痛い病気って・・・伝染するっけ?


そんな事を考えながらダイブ準備してたら、幸恵さんから説明が・・・一応された。


内容を言うとこんな感じ。


それぞれのLINKS内部データを確認するから、幸恵さん作成のローカルエリアにダイブするように!


以上、これだけ・・・これ、説明って言えるのか?


というか内部データって、思いっきりプライバシーの侵害じゃないのか?


「あら?事前に鈴城さんに説明した時に、二人とも自主的に協力してくれるって、聞いたのだけれど?」


おい。俺はそんな事聞いた覚えも、言った記憶が無いぞ?


雫さん、どういうことですかねぇ?


あれぇ?何で目を逸らすのかな?ちょっとこっち向こうか。


「まぁ安心しなさい。ロリなエロいデータがあっても、私は理解有る方だから。」


「ちょっ!まっ!何でそこでロリのエロデータがある事前提なんですか!幸恵さん。」


だから雫よ、何故睨む。


そもそも、どうして俺の周りは俺をロリコンにしたがるのだろうか?


そんなにロリコンに見えるのか?俺。


「・・・十分、見えるわね。」


「何故!?そして何処が!?」


蔑んだ様な目でこっちを見た後、雫は応えずにダイブしてしまった。


仕方ない、ダイブ先で問い詰めるとしよう。


きっと、俺のロリコン疑惑を植えつけたのは雫だろうから・・・修正してやる!


全く、困ったものだ。


俺は幼女好きでは無く狐っ娘好きだと言うのに・・・あ~でも、狐耳付けてたら揺らぐかも。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ