エピローグ
<予言の通り世界は終わった。>
<私は、世界の先が見たかった。>
<だからあの者に頼んだ。>
<でも、彼は一人の英雄ではなく、万人の英雄を選んだ。>
<結局、私の抵抗は無駄に終わったのだ・・・。>
「おいおい、まだ終わってないぞ?」
<え?>
「これから、始まるんだよ。マリア。いや、葛葉。」
<それはどういう?>
「ようこそ、世界の先のEOWへ。」
私の目の前に突如光があふれた。
その先に待っていたのは、かつて見た人々。
ああ、私も見れた。終わりの世界の先が。
「なぁ?今度こそ、お前の英雄になってやるさ。」
隣で、願いを託した者が笑いかけてくれる。
「KAIN?それはどういう意味よ?」
「お兄ちゃん、私も護って欲しいかな?」
「私も!なの!」
かつて、彼と共に歩んだ者も笑っている。
「その為には、まずはお前さんが強く成らないとな。」
「マスター。私はいつでも手伝うぞ?」
彼を直接支えた者、影で支えた者も笑う。
「KAIN。僕はわかってるよ?僕が一番だって!」
「我が主に手を出すとは、汝ら、覚悟はできてるかぇ?」
私は気がついた。
終わる世界は、再び始まるのだと。
<皆!よろしくね!>
私も進もう、この先へと・・・この人達と共に!
END
ご愛読ありがとうございました。
これにて、EOWは終了となります。
ここまで、楽しんで貰えたなら、幸いです




