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第二十二話 独ソ戦とスターリンの決断

最近部活が長いお陰で、全然投稿できておりません。 申し訳ない、、

第二十二話です。

独ソ戦からスタート!

1942年6月22日

突如としてドイツ軍が、ガラ空きのソ連国境を越え、ソ連に侵攻した。

ドイツでは、バルバロッサ作戦と呼ばれていたソ連侵攻作戦である。


当時、ソ連はフィンランド戦線やシベリア戦線で、連合国軍と激しい攻防をおこなっており、ドイツ国境部にはほとんど部隊がいなかったのである。また、粛清による慢性的な将校の不足、スペイン内戦における多くの物資供与などにより弱体化しており、連合国軍相手に苦戦を強いられていた。

そんな状況で、部隊をほとんど配置していなかったドイツ国境から、突如ドイツ軍などの枢軸国軍が侵攻したので、一瞬で戦線は崩壊した。

戦前、ドイツとソ連はモロトフ=リッベントロップ協定を締結し、不可侵条約を結んでいたのだが、ドイツ軍がフランスを易々と降伏させ、ついでのようにバルカン半島の国家を次々と攻め滅ぼした。(ユーゴスラビア、ギリシャなど)

その結果、ドイツ陸軍は暇となり、やることがなくなっていたのである。ちなみに北アフリカ戦線は、日本軍中心の連合国軍にイタリア軍が潰走。後に有名となるエルヴィン・ロンメル将軍率いる軍団が到着する前に降伏してしまっている。


ちなみに、当時のドイツ総統であるヒトラーは、ドイツ人のための生存圏、すなわち東ヨーロッパや特にロシアにおける新しい領土の獲得が必要だと考えており、ソ連と結んだモロトフ=リッベントロップ協定を破る気満々であったと言われている。


そんなこともあり、ほとんど無傷のドイツ軍は国境部に展開していた少数のソ連軍を殲滅し、わずか1ヶ月でスターリングラードを包囲、さらにはスモレンスクまでも占領するという快進撃になっていた。ちなみに侵攻中に各戦線から引き抜かれたソ連軍がドイツ軍に抵抗したものの、あえなく各個撃破されている。


ちなみに、ドイツ軍は北方軍集団、中央軍集団、南方軍集団の三つに分けていたのだが、スターリングラード包囲戦において、南方軍集団に所属していたエルヴィン・ロンメル率いる軍団が大いに活躍して彼の名が有名になることとなる、、、


そんなことは置いておいて、ドイツ軍はスターリングラードにて包囲中のソ連軍を包囲殲滅後、キエフやハリコフなどの主要都市を占領。この包囲殲滅により、包囲されていたソ連軍主力は文字通りこの世から消えてなくなったものの、首都モスクワへの進撃が約1ヵ月遅延した。

その後、9月にモスクワへの進撃作戦であるタイフーン作戦が行われた。

この作戦によって、クレムリンまであと十数キロのところまで侵攻したのだが、ここでソ連側に援軍が到着した。

フィンランド戦線やシベリア戦線で敵として戦っていたはずの連合国軍がドイツ戦線に現れたのである。


実は、ドイツのソ連侵攻を知った連合国は、もしソ連が降伏したらドイツ側で参戦するかもしれず、さらにはドイツへの陸路による資源輸出ができてしまうため、連合国はソ連に“戦後連合加盟国の領土返還と各国への賠償金の支払い”という条件をソ連に突き出し、当時の総書記であるスターリンは、


「降伏よりまだマシか、、、」


と、仕方なく要求を飲んだことにより、連合国とソ連の間で休戦協定が結ばれ、援軍としてドイツ軍に対峙したのである。

突然連合国軍と戦うこととなったドイツ軍は、数では勝っていたものの、ソ連軍と長年戦っていた連合国軍に押されることとなり、結果、クレムリンにたどり着く前に冬が到来。進行がストップしてしまった。


こうして泥沼の東部戦線が始まったのだが、東部戦線はすぐに終わりを迎えることとなる、、、




一方で北アメリカ戦線では、連合国が劣勢となっていた。

なんせカナダとアラスカ州は、もともと補給が悪い地域であったこともあるが、アメリカのルーズベルト大統領が本土防衛を国民に訴えかけたことにより、多くの若者が志願、軍備が大幅に増大し、それがカナダとアラスカ州を襲ったのである。

結果、連合国の西海岸の重要拠点であったバンクーバーはアメリカの手に落ち、アラスカ州にまでアメリカ軍が侵攻することになった。アラスカ州防衛には連合国軍は成功するが、バンクーバーを占領されたことにより、大陸横断鉄道によるアンカレジからのカナダへの支援物資が送れないという事態が発生した。

これにより、さらにカナダはアメリカに押し込まれ、首都のオタワ近郊までアメリカ軍が侵攻する事態にまで発展した。一応、なんとか防衛が成功したことにより、陥落は免れたもののいつ戦線が崩壊するかはわからない状況であった。


アメリカは、北アメリカに残る連合国軍を降伏させるために、太平洋と大西洋に大量の潜水艦や水上艦艇、さらには航空機を用いて補給線を徹底的に潰そうと試みた。


しかし、思った以上に戦果は挙がらなかった。


水上艦艇や航空機の爆撃による戦果は挙がっていたのだが、肝心の潜水艦による戦果がほとんど挙がらなかったのである。

理由は、魚雷の欠陥であった。

魚雷を起爆させる信管に、アメリカは磁気信管と触接信管を使っていたのだが、どちらも欠陥があったのである。だが、真珠湾への攻撃には魚雷はほとんど起爆し、不発はほとんどなかったこともあり、延々と原因解明がされなかったためである。最終的に原因が解明され、改良型の魚雷が納品され始めるのは、戦後の1943年9月ごろとなったため、戦時中のアメリカ潜水艦隊はろくな戦果も出さずに、ただ損害を積み重ねていくだけとなった、、、

ちなみに、真珠湾への攻撃の際にこの欠陥魚雷がしっかり起爆した理由は、わかっていない。単純に運が良かっただけと言われている。


こうした中、一つ不可解なことが発生する。


太平洋に日本の主力艦隊が見当たらなかったのである、、、

連合国とソ連による休戦はかなり交渉が挫折しかけたと思われます。まあ、ソ連とイギリスのことなので、戦後に約束が守られるのだろうか、、、


次回、なんか史実よりも早い上陸。


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あと、また今度この作品の設定集を書く予定なので、そちらもご確認ください!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 一世一元とは言え、天皇を追号で表記するのに違和感がある。 「天皇○仁(○○天皇)」あたりかなあ。
[一言] 日本さては自作自演したな?
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