第一話 大帝の覚醒、そして連邦の誕生
試しに歴史改変ものの小説を投稿してみます!
所詮は暇つぶしの小説なので、内容はあまりよろしくありませんので注意!
大日本帝国。それは1889年から1945年にかけて存在した国家である。
その始まりの天皇こそ明治天皇である。
この物語は明治天皇に現代人が転生し、歴史改変をするとどうなるのかを描いた物語である。
「大日本帝国連邦」
それは明治から現代まで続く歴史ある連邦である。
世界的にみても圧倒的な力を持つその国を築き上げた人物こそ、明治天皇である。
明治天皇は1852年に生まれ、その後、幕末や明治維新を経験した。始めは順調に天皇陛下として、新政府と共に順調に日本を近代化していった、、、
「え?ここはどこですか?」
明治天皇が突然別人のようになったのは、日朝修好条規が結ばれた1875年であった。
まるで人が変わったかのようになった明治天皇は、積極的に政治に干渉することとなる。
1881年ハワイ王国から国王のカラカウア国王が来日した。
天皇に謁見後、カラカウア国王は5つの事項を要請した。
1.姪のカイウラニ王女と山階宮定麿親王(東伏見宮依仁親王)との縁組み
2.日本とハワイの連邦化
3.日本、ハワイ間の海底ケーブルの敷設
4.日本主導によるアジア連邦設立
5.日本からのハワイと渡航移民の促進
である。
事実ヨーロッパではアフリカの分割が行われ、太平洋ではアメリカが侵食してこようとしていたのである。この時すでにアメリカやイギリスからの白人移民(主に米国と英国から)がハワイで権力を増幅させていた状況に対して、ハワイ王国存続の危機を実感していたカラカウア国王は、生き残るためには日本と手を組むしかないと、考えていたのである。
当時の新政府にはそこまでの余裕はあまりなく、西洋諸国に追いつくことが国としての最優先事項であった。また、太平洋の反対側にあるアメリカとの関係を悪くしたくなかった。そのためカラカウア国王からの要請を拒否しようとした。
そこに待ったをかけたのが明治天皇である。
「え? ハワイと連邦化? いいねそれ!」
その一言、というか明治天皇が駄々をこねたことにより、新政府は国の近代化を一時中断してまで渋々提案を受け入れることになったのである。
具体的な内容は、カラカウア国王の要請のうち、
1.姪のカイウラニ王女と山階宮定麿親王(東伏見宮依仁親王)との縁組み
→政略結婚決定。
2.日本とハワイの連邦化
→明治天皇の駄々こねにより渋々決定。
3.日本、ハワイ間の海底ケーブルの敷設
→国の近代化後、実施予定。
4.日本主導によるアジア連邦設立
→先送り
5.日本からのハワイと渡航移民の促進
→人口飽和の可能性を考え、毎年数万人ずつ渡航予定
というものとなった。
これに対し新政府は頭を抱えることになるが、それはまた別の話、、、
一方で日本とハワイの連邦化は、一刻も早く実施されなければいけないと、明治天皇が言いまくったため、まずハワイのカイウラニ王女と日本の山階宮定麿親王(東伏見宮依仁親王)との縁組みが行われた。翌年の1882年のことである。
それと同時に日本とハワイの間で「日布修好条規」が結ばれた。
内容は上記と同じである。
このことは日本とハワイ国内の新聞などのメディアによって国内に広まり、お祭り騒ぎになった。また海外では唖然となっていた。なんせ開国した国同士で連邦化を行うというのはなかなかないからである。
また、これにともなって憲法を定めることとなり、伊藤博文らが憲法調査のために1882年に渡欧し、君主権が強いドイツの憲法と議会制民主主義のイギリスの憲法を学ぶこととなる。
そしてその3年後、大日本帝国連邦憲法が制定された。この憲法は日本とハワイの連邦化を定めたものであり、また近代的な民主主義な議会に、君主権の強さが混ざっているなど、他国では類を見ない憲法となっていた。(やや議会の方が権力が強い)
しかし、憲法発布前の1883年、ハワイで白人によるクーデターが発生する。
ハワイ国内はパニックになり、王権が失脚するかと思われたが、訪問していた大日本帝国帝国陸軍の部隊に鎮圧されることとなる。流石に正規軍と民兵では戦力差がかけ離れているのだ。ちなみにこの陸軍の部隊は、”たまたま“ハワイを親善交流のため来ていた。こんな奇跡があったこともあり、ハワイは独立を維持できたのだが、アメリカ政府が反発してきた。理由はハワイに住むアメリカ人が虐殺されたためだ。これに対して日本とハワイは強硬姿勢をとった。幸いイギリスが調停に入ることで戦争にならずに済んだが、両国に亀裂が入った。まあ、賠償が行われたので、これ以上アメリカがなにか言ってくることはなかったが、、、
こうしたこともあったが、日本とハワイは日本主体で連邦化が行われていった、、、
他の連載作品のこともあり、あまり連載スピードは遅いと思います。(週一ぐらいかなぁ?)
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