はしっことば
切れ端のメモ
強くやさしく負けてほしいと泣き出す吾子の腕相撲
共通点といえば、どちらも茹で卵のうすい膜を剥くのが好きということぐらいでした
フライドチキンの残骸の載った食卓の上で、ガラスのコップに注がれたサイダーが、静かに光を集めて在りました。
ビニールの地球儀が、日を追うごとにくにょくにょと萎んでいきます
半袖からすらりと伸びた、さらさらのトマトジュースみたいな血が流れている腕。
地面みたいに眠って、と君に言われたから地下水脈の流れるフローリングにぺったりとくっついて眠る午前二時
オイル時計の粒々が滞りなく滴り落ちるのを見届けるのが使命です
窓を開けたら白いカーテンは弧を描き膨らまなければならないんです、必ず。
何時何分何秒地球が何回まわった時にあなたはさみしさを感じましたか
「楽園」に「パラダイス」、より幸せでよりハッピーな方はどっち
※※ ハンドクリームで手がベタベタになるまえに十分に猫を撫でておくこと
どうして「いつか」はいつもうっすら希望を帯びてしまうんだろう
みんな嫌い、の「みんな」の中にはもれなく私も入っています
せり上がるあの水平線も流れ出たりなんてしちゃうんでしょうかナミダみたいに
左耳ならよく聞こえるから、いつもあなたの右側にいさせてください
頭のてっぺんからつま先まで孤独な気がするけど、パチんパチんと切り離された白い爪を前にしてそんなこと言えないような気もする。
それってパイナップルの再生よりも興奮する話?
片目をつむると暗闇が増えるタイプの目の悪さ
●豆乳(無調整)
●キャベツ(1/2個)
●豚肉(豚バラかロース)
●レモン汁(レモン型の容器レモン型の容器レモン型の容器!!)
唇が切れたら追い討ちをかけるみたいにメントールのリップを塗り込んでしまう 風の色は青
なにかと問われればなにかわからないからいつも「なんでもない」と首を振っていました
曇天の明るさに わたしは生きています