表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

*小説・エッセイ・散文・その他*

はしっことば

作者: a i o

切れ端のメモ




強くやさしく負けてほしいと泣き出す吾子の腕相撲







共通点といえば、どちらも茹で卵のうすい膜を剥くのが好きということぐらいでした







フライドチキンの残骸の載った食卓の上で、ガラスのコップに注がれたサイダーが、静かに光を集めて在りました。







ビニールの地球儀が、日を追うごとにくにょくにょと萎んでいきます







半袖からすらりと伸びた、さらさらのトマトジュースみたいな血が流れている腕。







地面みたいに眠って、と君に言われたから地下水脈の流れるフローリングにぺったりとくっついて眠る午前二時







オイル時計の粒々が滞りなく滴り落ちるのを見届けるのが使命です







窓を開けたら白いカーテンは弧を描き膨らまなければならないんです、必ず。







何時何分何秒地球が何回まわった時にあなたはさみしさを感じましたか







「楽園」に「パラダイス」、より幸せでよりハッピーな方はどっち







※※ ハンドクリームで手がベタベタになるまえに十分に猫を撫でておくこと







どうして「いつか」はいつもうっすら希望を帯びてしまうんだろう







みんな嫌い、の「みんな」の中にはもれなく私も入っています







せり上がるあの水平線も流れ出たりなんてしちゃうんでしょうかナミダみたいに







左耳ならよく聞こえるから、いつもあなたの右側にいさせてください







頭のてっぺんからつま先まで孤独な気がするけど、パチんパチんと切り離された白い爪を前にしてそんなこと言えないような気もする。







それってパイナップルの再生よりも興奮する話?







片目をつむると暗闇が増えるタイプの目の悪さ







●豆乳(無調整)

●キャベツ(1/2個)

●豚肉(豚バラかロース)

●レモン汁(レモン型の容器レモン型の容器レモン型の容器!!)







唇が切れたら追い討ちをかけるみたいにメントールのリップを塗り込んでしまう 風の色は青







なにかと問われればなにかわからないからいつも「なんでもない」と首を振っていました










曇天の明るさに わたしは生きています

















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ