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今が『あの頃』になっても  作者: NeRix
本編 第一部
33/71

第三十二話 八月十一日 【春香】 浴衣

 このルーペ、ちょっとくすんでて年代物みたいな雰囲気・・・。


 「はあ・・・」

きのうから調子が悪くて、何もする気が起きない。

だから、朝から寝転がったり座ったりを繰り返していた。

二人だけの繋がりを持って・・・。


 「あたしとコースケしか持ってない・・・」

こういう繋がりは好き。

 持っていない人は入ってもこれないし、見せるだけで秘密の合図になったり・・・。

お互いが離れていても、近くに感じられるもの・・・。


 これをなんとなくいじってると、体調の悪さも少し紛れる。

たぶん明日は少し良くなってるだろうし、流星群を見に行くのはあさってだからきっと大丈夫。


 ・・・具合が悪い時だと最悪だし、コースケに強く当たっちゃうかもしれない。

よし、明日までじっとしてよ。



 「ごめんくださーい」

ベッドでもぞもぞしてると、玄関から声が聞こえた。

こんな時に限って・・・。


 誰もいないのかな?

お父さんは区長の家に電気だか直しに行くって言ってたし、お母さんは買い物・・・お兄ちゃんは出てる。


 「ごめんくださーい」

・・・まったく何なのよ。

誰?重い体を起こして玄関まで行くのに、今のあたしがどれくらい体力使うと思ってんのよ。


 「ごめんくださーい」

出てこなきゃ出直しなさいよ。

イライラで体が動くのはなんか悔しいけど・・・わかった、わかったわよ。


 「はーい、ちょっと待ってー」

あたしは立ち上がった。

く・・・お腹・・・まったく・・・。



 「なんだあんたか・・・」

玄関にいたのはケイゴだった。


 「なんだ留守かと思った。あと一回呼んで誰も来なかったら出直すとこだったよ。よかったー」

ケイゴはヘラヘラしていた。

 カチンとくるな・・・。

でもケイゴは別に悪いことはしていない。

あたしがあと一回我慢すれば動かなくて済んだだけ・・・。


 「どうしたの?ちょっとあたしきのうからあんまり調子よくないんだけど・・・」

なるべく冷静に無表情で言ってやった。

こういう時は気を遣ってくれるはずだ。


 「あー・・・そうだったんだ、風邪?スズもこの前ひいてた」

「あ・・・風邪とかじゃないけど・・・あたしのことはいいでしょ。で、なんの用?」

「ちょっと待ってて」

ケイゴは外に出て、すぐ後ろにある自転車に積んでた箱を開けた。

なんだろ・・・。



 「具合悪いならちょうどよかったよ」

戻ってきたケイゴが大きな袋をくれた。

ああ・・・あれね。


 「また親戚からいっぱい梨が送られてきてさ。ハルカが一番喜ぶから、一番最初に持ってきたんだ。これなら調子悪くても食べられるだろ?」

「へー・・・よく憶えてたわね。ちょうどこういうの食べたかったんだ」

「あはは、元気出たみたいだな。出てきた時は引きつった顔してたから、オレなんかしたかと思ったよ」

無表情のつもりだったけど、そんなことはなかったみたいだ。

 でも、この梨は嬉しい。

なんかちょっとだけ体調も良くなった気がする。


 ていうか、あたし嫌な感じだったんだな・・・。

ケイゴは親切で持って来てくれたのに・・・これから気を付けよ。


 「前から思ってたけど、梨って九月近くに出回るイメージなんだよね。ケイゴの親戚のとこ早くない?」

「よくわかんないけど、品種によるんだってさ」

その話になってくるとわからない。

まあ、この梨はおいしい・・・これだけわかってればいい。

・・・早速むいて食べよ。


 「ありがたくいただくよ。ケイゴも食べてく?」

「いや、オレはきのうたくさん食べてちょっと飽きた。うちのみんなそうなんだよ。だから毎年みんなに配ってるんだ」

ケイゴはうんざりって顔をした。

 食べきれないくらい送ってきてるんだな。

あたしは毎年おいしい梨が、タダでもらえるからラッキーだけど。


 「でもまだ時間あるでしょ、ちょっと休んでったら?」

「どうしようかな・・・これからコースケ、カエデ、アラタ、最後にスズの家も行くんだ」

自転車の荷台には、たくさんの梨が乗ってそうだ。

少なくともあと四軒分・・・ならなおさら休んでった方がいいじゃん。


 「いや・・・ケイゴは休んでいった方がいいよ」

「あ・・・」

いつの間にかケイゴの横に一人増えていた。

 「あっ、キク。お前いつからいたんだ?」

本当に急に現れた。

いつも気付くといたりするけど、これじゃお化けとあんまり変わらないわね。


 「まあまあ、ちょっと二人とも私に付き合ってよ」

「・・・なにするの?」

「うーん、私の趣味かな。さあ、お言葉に甘えて中に入れてもらいましょ」

「ちょっとだけだからな」

ケイゴは背中を押されて、無理矢理家の中に入れられた。

あたしも今は楽な感じだし、キクに付き合うのもいいかな。


 「ケイゴ、キクもあたしの部屋来て」

「仕方ないな・・・」

「ハルカ、私はその手に持ってる梨が食べたい」

「はいはい、ちょっと座って待っててね」

二人を部屋に行かせて、あたしは台所に向かった。

二つくらいでいいか・・・。



 「お待た・・・は?」

部屋に入ると、キクがケイゴを立たせて体に手を這わせていた。

なに・・・これ・・・。


 「あんたたち・・・あたしの部屋で何してんの?・・・まさか変なコトしてんじゃないでしょうね。スズに言うよ」

浮気だったら報告させてもらう。

ていうかあたしの部屋でってのが許せない・・・。


 「ハルカ、ちょっとだけ静かにして。ケイゴはじっとしてて・・・はい、終わり。もう座っていいよ」

「あ・・・うん」

キクとケイゴが離れた。

早く答えろ・・・。

 「で・・・なにしてたの?」

「今ね、みんなの身体を視てるの。どんな感じか気になったからさ。次はハルカね」

「は?ちょ・・・」

キクが近付いてきた。

唐突すぎて意味がわからない・・・。


 「はい真っ直ぐ立って」

「なんなのよ・・・」

「すぐ終わるからさー」

「もう・・・」

さっきのケイゴと同じようにあたしの体をキクの手が這っていく。

なんだこれ・・・。



 「はい終わり、ハルカも座って。さあさあ」

「あ・・・うん・・・」

キクが離れた。

・・・とりあえず言う通りにしとくか。


 「じゃあ結果をお伝えしまーす」

「待てよキク、結局何を見たんだよ?」

「ケイゴはせっかち君ね、焦らないで聞きなさい。ハルカ、今日具合悪いでしょ?」

キクはにっこり笑った。

 ・・・なんか胡散くさいな。

さっきよりはマシになったけど、顔色見れば気付きそうなことじゃん。


 「そうだよ。まあ仕方ないけどね」

「でしょー、まあ明日の朝には落ち着きそうね」

「へえ、具合悪いか見てたのか。オレはなんともないしな」

「まあ近いような、近くないような。ちょっと興味があって、みんながもう子どもを作れるのか視てたんだ」

あ?

 「ちょっとキク来なさい!」

あたしは急いでキクの手を引っ張って、部屋の外に連れ出した。

何考えてんのよ・・・。



 「あのね、あんたと二人きりならまだしもケイゴがいるでしょうが。ちょっとは気を遣いなさいよ」

キクを叱った。

水神でも友達だから、こういうことは言わせてもらう。


 「あらハルカちゃん、私はまだ結果を伝えてないよ?」

「・・・そんなの自分でわかるよ。そういうのは誰かの前で言うものじゃないの」

別に男の子とか、そういうことに興味がないなんてつもりは無い。

 なんなら・・・お兄ちゃんが隠してる本とかたまに見させてもらってるし・・・。

でも、人前で話すようなことじゃないってのは間違ってないはず。


 「とにかく、あたしの結果はケイゴに伝えなくていいからね。・・・ちなみに、あたしたち以外に誰か見たの?」

「スズとコースケ、二人ともまだだった。人類の発展には、子孫を残していくことが重要なのよ。それに、この土地から人間がいなくなったら私も寂しいの。・・・まあハルカは背も高いし、成長も早いと思ってたけど」

スズか・・・前に胸のこと聞かれたな。

キクに相談でもして、それでこの子が面白がって調べ始めたって感じか・・・。


 コースケは・・・一つ年下みたいなもんだし、そうだろうな。

・・・いや違う違う、ちゃんと釘刺しとかないと。


 「とにかく、あたしのことは他の誰にも言わないでね」

「言いふらすつもりはなかったけど・・・わかった」

しっかり約束ができた。

・・・怪しまれないうちに部屋に戻ろ。



 「なに話してたの?」

ケイゴは動かないで待っててくれた。

あたしならドアの前で聞き耳立てるかも・・・。


 「結果は他の人にわからないように教えることにしたの。ケイゴのはあとで教えてあげるね」

神様だし嘘はつかないよね。

約束はきっと守ってくれるはずだ。


 「・・・ふーん、オレそろそろ他の家も行かないといけない。ハルカも具合悪いみたいだしもう出るよ」

「それなら今日はケイゴについてこ。ちょっと別の話もあるし・・・」

キクは急いで梨を頬張った。

それくらいケイゴは待ってくれるよ・・・。



 「またねハルカ。元気になったら遊ぼうね」

「うん、そうしよっか」

二人を玄関まで送ってきた。

こんな体じゃなきゃ、コースケのとこまでは付いてくんだけどな・・・。


 「じゃあお大事に」

「ケイゴ、梨ありがとね」

むいた分は一切れも食べられなかったけど・・・。


 「いいからいいから。あ、そうだ、ハルカは町の夏祭りってどうするの?」

「う・・・思い出させないでよ。あんたはスズを誘うんだから関係ないでしょ」

「いや、夏休み前に草野に誘われてたじゃん。行かないって断ってたけど気になってさ」

「・・・その話は誰にも言ってないでしょうね?」

秘密、約束・・・こういうのはケイゴが一番信用できる。

 

 あの日の草野とのことは「誰にも言わないで、約束しなさい」って念押しもした。

絶対に破られていないはずだ。


 「草野って誰?友達?」

キクがニッコリ笑った。

はあ・・・。


 「草野は、同じ学年だけど別のクラスの男子だよ・・・」

新しい小学校は、クラスとは別に生徒全員が色別のチームに分けられる。

八色もあって、一年間は同じチームだ。

そして、運動会とかの行事の時なんかにその色ごとに競うようになっている。


 転校したあたしたちはみんな別々のチームに入れられて、あたしは紫色になった。

草野は・・・ただ同じチームだっただけ。


 終業式が終わった後、清掃委員だったスズとコースケを四人で待っていた時、草野があたしを夏祭りに誘ってきた。

ケイゴはたまたまそばにいた・・・。


 全く興味の無い男の子から誘われても迷惑なだけ。

あたしは「予定があるから行かない」って勢いで言ってしまった。

だけど、去年コースケと約束してたことをそのあと思い出して・・・。

ああ・・・。



 「だから秘密ね。ちゃんとするからさ」

あたしはコースケとの約束以外を教えてあげた。

これなら「誘われてめんどうなんだな・・・」ってしか思われないよね。


 「とりあえずオレは誰にも言ってない。キクも秘密な」

「うん、秘密大好き」

二人でヘラヘラしちゃって・・・。


 コースケは憶えてるかな?

憶えてるよね・・・。


 お父さんに「浴衣どうする」って聞かれたけど「いらない」って言っちゃった・・・。

 ・・・夏祭りまであと四日か。

草野に出くわしたくもないんだよね。

でも、コースケにこの話するのはなんか嫌だな・・・。


 そうだ、花火じゃなくて「屋上に行こう」って言えばいいかも。

うん、名案かも・・・ね。



 「あーあ・・・」

二人を見送って、部屋に戻ってきた。

キクは明日には落ち着くって言ってたから、今日を越えれば楽になるのは間違いないってことよね・・・。


 昼寝でもしようかな・・・。


 「ごめんくださーい」

ベッドに寝転がったところで、女の声が聞こえた。

 ・・・またか。

はあ・・・出ればいいんでしょ出れば・・・。



 「あーよかったー、ハルカちゃんに用があったの。あれ、今日は具合が悪いの?」

玄関にはナツミさんが立っていた。

あたしに用・・・。


 「まあ、明日には良くなる予定なんで・・・」

「予定・・・なるほど、大変よね。・・・これ、この前忘れていったでしょ?スズちゃんに聞いたら、ハルカちゃんのだって言うから届けに来たのよ。手作りなんでしょ?よくできてる」

ナツミさんのバッグから、失くしたと思っていたキーホルダーが出てきた。


 春休みにスズから「一緒に来てほしい」ってカエデと一緒に誘われて、町の手芸屋さんのレジン教室に行ったときに作ったもの。

 自分でも綺麗に作れたと思って気に入ってた。

最近見当たらなくて探してたけど、見つからなくてもう諦めかけていたものだ。


 「スズのとこにあったんだ・・・。この前行った時かな?・・・ありがとうございます。あの、お礼に冷たい麦茶でも出しますんで」

大事なものだったから、ちゃんとお礼がしたい。

 「冷たい麦茶・・・飲みたいな。じゃあ少しお邪魔します」

茶の間に通すか・・・。

 先月よりもずっと気温は上がってるから、この人みたいに外で動き回る人は大変だろうな。

・・・氷も入れてあげよう。



 「どうぞ、おかわりもあるので」

「ありがとう、ちょうど何か飲もうかなって思ってたの。トオル君の車が今日は点検みたいでね。そんなに広くは無いけど・・・歩きだと疲れるのよ」

ナツミさんは、静かにコップを持ち上げて唇に付けた。

なんか色っぽいな・・・今度参考にしてみよ。



 「ねえねえ、ハルカちゃんは夏祭り行くの?」

ナツミさんがコップを置いた。

話題って言ったらこれしかないか・・・。


 「それ、さっきケイゴにも聞かれた。あたしは行かないかも」

「あら・・・もったいないわね。お祭り楽しいじゃない。・・・ああ、人混みが嫌いとかかな?」

「んー、人混みが嫌いなのはカエデだよ。毎年行ってないみたいだし」

「そうなんだ、じゃあハルカちゃんは?」

ナツミさんは、あたしの目を見つめてきた。


 「今年だけ・・・行きづらいって感じかな・・・」

「悩んでるって顔だね。・・・お姉さんに相談してみない?」

「笑わないでね・・・」

まあこの人なら・・・話しても大丈夫かな。



 「ふーん、じゃあ行きたいってことだよね?」

ナツミさんは事情を聞いてもニコニコしていた。

あたしにとっては、けっこう大きいんだけど・・・。


 「まあ、花火は見たいよ。出店とかも・・・でも今年はちょっとさ・・・」

「そんなの気にすることないよ。人混みで、しかも夜。見つかるなんてそうそう無い。もし出くわしても、予定が変わったって言えばいいだけ」

「う・・・」

そうなんだけど、その「もしも」の時が面倒なんだよね。

それに・・・。


 「親にさ・・・浴衣いらないって言っちゃったんだ・・・」

「やっぱり行きたいのね」

・・・行きたいよ。

 「ふふふ・・・実は明日地元に一旦戻るの。私が中学生の時に着てた浴衣があるから持ってきてあげる。で、ハルカちゃんにあげるよ。おばあちゃんがきちんとしまって保管してくれてたから少し外に干せば大丈夫だと思う」

「え・・・でも、貰っても行かなかったらもったいないよ・・・」

「まあまあ、とりあえず持ってくるからさ。ハルカちゃんなら、ちょっと大人っぽい柄の方が似合いそうだしちょうどいいと思う。あ・・・かんざしも付けられるよね」

ナツミさんは一人で盛り上がってる。

 ・・・これは断っても持ってくる感じだ。

とりあえず頷いておくか・・・。


 「じゃあ・・・一応・・・」

「決まりね。夏祭りは十五日だから、前の日にでも一度着てみましょう。そしたら面倒なこととか、どうでもよくなって行く気になるかもよ」

「・・・はい」

「ふふふ・・・」

ナツミさんは手帳に書き込みを始めた。

ああ・・・嬉しそうだ。


 「ナツミさんも行くの?」

「そうだよ、スズちゃんとケイゴ君は私が連れていくの。まあ、トオル君に車を出してもらうんだけどね。ハルカちゃんも行くなら一緒にどうかな?」

「・・・スズはもう誘われたの?」

話を逸らしてしまった。

あんまり意味無いけど・・・。

 「それはまだ聞いてなかったわね。でもスズちゃんは誘われなかったら、自分から誘うって言ってたから二人は大丈夫よ。ハルカちゃんは、コースケ君と約束してたんでしょ?」

「うん・・・だから困ってたんだよ・・・」

「きっと楽しみにしてるから断ったらかわいそうだよ。それに、草野君のことは別に話さなくてもいいと思うけどな。・・・そうだ、大きな車にしないとね。貸してもらえるのかな?」

あたしは貰った浴衣を着て夏祭りに行くことになってる。

この人の中ではだけどね・・・。


 なんだろう・・・変にドキドキする。

とりあえず流星群の日、コースケから話があったら・・・一緒に花火を見に行くことにしよう。

 ・・・いや、こんな上からじゃよくない。

なにも言ってこなくてもあたしから話さないとダメだ。

草野のことは忘れて、なにも無かったみたいに話せば大丈夫だよね。

 でも・・・うまく話せるかな?

・・・ううん、きっとうまくできる。


 コースケはなにも悪くない。

だって、去年コースケを誘ったのはあたしなんだから・・・。

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