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詩集 泥中の花のように  作者: 真朱マロ
是々非々 日々はこれで良し
4/10

今日のところは

なんてこったい 嫌な気分だ


ほんのちょっと 外に出てみただけなのに

コンビニによったら おつりを投げられたり

一旦停止で止まったら クラクションを鳴らされたり

目の前にみえた信号が 全部 全部 渡る直前に赤に変わったり

家にたどりついて荷物を降ろしてると 袋の持ち手が切れちゃったり

気分なおしにSNSを覗いてみると クレクレのメッセージが届いていたり


いや ほんとにね

他人のご機嫌なんて知ってるわけないし

最悪だ なんて言うほどのこともないけどね


ちょっとばかり 合わない他人が居ただけで

ちょっとばかり タイミングが悪かっただけで

ちょっとばかり 厄日なのかもしれないだけで


だけどやっぱり

なんてこったい 嫌な気分になったりするんだよ


まぁね

それでもやっぱり 一日は続いているわけで

昨日と同じく やるべきことを繰り返していくしかなくて


今日は今日とて 洗濯をして

今日も今日とて ご飯を作り


是々非々

なにがあっても これで良し


今夜の肉ジャガは いつもより上手にできたから

炊き込みご飯なんて 追加で仕込んでみたりして


美味しいから まぁいっか


まぁね

嫌な気分は 魚の小骨みたいに引っかかってるけど


あとは穢れを落として眠るだけ

蒲団だけは なにがあっても私の味方


今日のところは これでおしまい

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