原点
中学生の時。ブックオフで何気に手にした小説。
それが始まりでした。
本のタイトルは
「アルジャーノンに花束を」
誰でも知っている名作です。
元々はダニエル・キイスが書いた中編を加筆して長編にした作品です。
彼は5年前に亡くなっています。
後期では
「24人のビリー・ミリガン」
ノンフィクション作家としても名作を残しています。
アルジャーノンに花束をに関してはSF小説として分類されていますが、SFとしては知能を向上させる為の手術に関してくらいで、後は濃厚で繊細な人間関係を綴られています。
一人の知的障害を持ちながらも懸命に生きている青年が、知能を高める為に臨床実験を受ける。
治療は成功し、大幅に知能が高まったがやがて…
人の幸せとは何か。生きていくとはどういうことなのか。人を愛するという事は。
これほどダイレクトに、ストレートに心をぶん殴られた小説はこの一冊だけです。
ラストシーン。最後の一ページのPSを読んだ時に号泣したのは恥ずかしい思い出ですw
自分の作品の事をここで言うのは痴がましいですが、私もいつか書いてみたい。
誰かの心に残るような作品を。心を揺らすような作品を。
ちなみに号泣したのは電車でした。
横にいたOLさんがタイトルをメモってましたねw