ドラリア12~身勝手な青春~
実は今回が初めての全員集合です!
で気付いたことが一つ
"あれ人多くね?"
です!特にあろうことか男がっ
まあともかく空気キャラを排出させないように頑張ります。とか言いつつ次回は新キャラ追加??
....コメントもお待ちしてます
-部室-
メンバー in 荒木 佐伯 永山
「さて、今回皆さんに集まってもらったのは他でもない」
いや、何も心当たりがないが。
「野球をやろう!!」
「「は?」」
「「え?」」
「「ん?」」
各々が糸田の斜め上の発言に声をあげる。
「糸田。俺達はテニス部員なんだ。特にこの一年に関しては一度もテニスをすることなく野球をしろってのか?」
佐伯には珍しく正論である。
「そうだともこれは決定事項だ」
「理由は何だ?」
永山は不機嫌そうに聞く。
そりゃそうだ。練習中だったのに訳のわからん事で集められているのだから。
「この件は俺の為ではなくむしろテニス部存続の為だ」
「チッ、続けろ」
「舌打ちはないんじゃないかな?」
「いや、これはちーっすが訛っただけだ。気にするな」
「え?それ流行ってるですか?」
ここまでぼおっとしていた荒木が口を開く。
因みに荒木が来ていなかったのは新入生テストの出来が悪くいきなり追試を受けていたらしい。
「え?いや、どうして」
「えっとー、この前玲奈ちゃんも同じ事言ってたから」
「...」
「はいはーい、脱線し過ぎでぇーーーす。時間が無いんでしばらく横槍禁止ぃっ。相槌だけでお願いしまーす。匠、ホワイトボードゥ」
「へいへい」
石川はホワイトボードを引っ張り出す。
「はい、では手短に話しまーす。最近野球部のキャプテンである浪川君がー、僕にやたらちょっかい出してくるんだな。まあ理由はテニス部同様部員の不足等あるんですがピッタリ9人いるんでそこまで重要じゃないんだな。で理由が気になってしばらく張り込んだ結果どうやら彼は熱血青春マンガが大好きで中でも野球部とサッカー部のいざござの果てに起きる友情みたいのに憧れている節がありましてね。でも何とびっくりこの高校にはあろうことかサッカー部が無いんですね。それを知らなかった浪川君はガックリ。で仕方無くテニス部に絡んで来ているということです。それでですね面白いのでー」
「いや、長ぇーよ!と言うかホワイトボード使え!」
いつも無気力突っ込みの石川が話を断ち切る声を張る
「いやここからだから、コホン....それで俺は再来週にある球技大会で野球で勝負を付けようと提案した。ただし、ただ勝ち負けを決めるなんさつまらない。そこで....」
糸田はやっとホワイトボードに手をつける。
"野球部vsテニス部の存続を懸けた大勝負!!"
「皆拍手ー!」
「「........全部てめぇのせいじゃねぇかよ!」」




