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7 趣味って色々あるけれど。


 こんばんは、矢暮です。

 いつもなるべく目立たないようにアップしています。


 え、何故かって?


 だって、いい大人がこんなこと書いているなんて、世間様に顔向け出来ないじゃないですか。


 世間に認知される時ぐらいは、もっとまともな事で行きたいじゃないですか?


 ぬわぁぁんちって。


 今更そんなこと気にする性質たちじゃありませんがね。


 ☆☆☆


 今日は、

「それにしたって」

 って事象があったものだから、そんな話題で書いてみますね。


 ☆☆☆


 僕は以前のエッセイもどきにも書きましたように、【カラオケ】の趣味があります。

 大体、週一ぐらいのペースで【ヒトカラ】【トモカラ】問わず通っています。

 十年ぐらい前は、仕事が終わった後に一人で気が付いたら八時間ぶっ通しで歌っていたこともざらで、百曲近くは歌っていました。

 近年は、年齢のせいか体力も衰えてきたもので、精々六時間程度がいいところ。(←※バカ)最初の二時間はアイドリング状態で、そこから温まってきたらしっとりモードか全力モードでやっていると、いつの間にか喉と肉体に乳酸が溜まり切って、

「じゃ、そろそろ帰らねば」

 みたいになるのが、まあカラオケのルーティンみたいなものなのです。


 で。


 そんなこんなでも、腕前はそれ程でもないことを自覚しているので、というか、単に楽しいから歌っているような奴なので、よくある【採点機能】を利用するようになったのは、ホントここ二年内ぐらいなものなのです。


 ☆☆☆


 その【採点機能】。

 確かに、世間でも囁かれている通り、音程の取り方とかは勉強になるのだけれど、

「なんか違うよな」

 みたいなこともよくあります。


 僕はどちらかと言うと某【D●M】派でして、その専用サイトに登録して何となく結果的に上手くできたかな、と思ったものを記念撮影程度の気持ちでアップしているタイプです。

 以前は、アカウント同士の友達登録なんかもしていましたが、自分自身がめんどくさがり屋なもんで一旦退会して、また新しいアカウントを作って【友達登録なし】の設定にしてホント地味にやっておる次第です。

 だって、そんなネットの世界でまで他人に気を遣ってたら楽しくないもの。


 ☆☆☆


 その昔、そうですね、もう十年前ぐらいには、この小説サイトと同時に別の小説SNSなんかにも載せていたことがありましたが、やっぱり面倒臭くなっちゃってそこもこっそり退会しちゃった経緯があります。

 その複数のSNSサイトには、こちらのサイトでも今でも活動なさっている結構名の知れた方もいらっしゃいましたが、その節はどうもありがとうございました。


 別に何が不満と言うわけではなかったんですけれど、良い意味で創作の交流が出来ればいいなあ、ぐらいの参加だったんですがね。いつの間にか、皆さんの目的が変わってきてしまったり、極端な年齢の差異というか、経験や知識の差異が埋められずに起こる妙ないさかいが面倒になってきてしまって。


 顔の直接見えない交流というのは、本当に難しい。そう思ったんですよ。


 社会性がどうたらとかいつも偉そうなことを書いているくせに、今の若い人と逆で、面と向かって話せない場所には僕は適性がないのかもしれない、なんて思ったりもするんですよ。


 僕は前の話にも書いたように、どちらかというと声のトーンや表情や仕草を読み取る能力に長けている方なので、文字や言葉だけの羅列は無意識に疑心暗鬼になってしまうようなのです。


 ☆☆☆


 そんなこんなで、カラオケの方に話を戻すと。


 そのサイトでは現在、各月ごとに諸々の条件を満たした上で採点が一番になった方の歌唱が【お手本】として採用されるという機能付きキャンペーンをやっています。


 まあ、こちらの小説サイトでいうところの各賞のコンペを小さくしたようなものなのですが。カラオケ好きからすれば、楽しいコンペですよね。動機が出来るわけですから。


 ……なのですけど。


 【採点機能】って、ご存じのように【本当に上手い人】もいれば、【点数を取るだけに歌っている人】もいるわけで、その後者に至っては世間でも賛否が分かれますよね。


 で。


 僕はそれほど点数が取れる自信がないので、結果的に点数が出たら、

「まあ、オッケー」

 的なスタンスでアップしているぐらいの輩なんですが。時たま高得点が出てしまったりしたのがあるんです。

 それがたまたまその曲の一位だったりして、

「ちょっと嬉しいな」

 ぐらいでいたんですがね。


 最近、その僕の歌の点数を上回る人が出てきたから、

「すげぇ、まあ抜かされて当然だけど、参考になるからどんな歌い方をするのか聞いてみたい」

 って、聞いたんですよ。

 そしたら……。


 いわゆる、【採点の為だけに必死で歌っている】のがワンフレーズ聞いただけで解かる歌い方。


「でも、まあそういう楽しみ方もあるからしょうがねぇや。ちょっと残念だけど仕方がない」


 みたいな感じで、興味本位で【その人の他の歌】も聞いてみたら……


「普通に全然上手いじゃねぇか!」

 てな感じ。


 確かにプロ並みとは程遠いけれど、僕らのようなカラオケ素人レベルで言ったら【中の上クラス】。

 

(※ちなみに、僕の腐れ縁の友人は天然で相当上手いレベルなので、それをコンパから何から今でも時々会って間近で聞いているので、それに比べれば大分落ちるけどね)


 そんな人が、【採点を上げたいがために】さらに【お手本として採用してもらいたいがために】へたっぴに歌う。


 僕はかなり興醒めして、というか、

「キモッ!!」

 ってなってしまって、なんだか萎えてしまった……


 ……というくだらない話でした。


 ☆☆☆


 でもさ。

 歌った歌が採用されるのであったら、他の人が聞いていて少なくとも耳障りにならないものにしたいじゃないですか。それこそ本末転倒もいいところで、なんでそこまでして自分のナルシシズムを満たそうとするのか意味が分からん。


 良い意味でナルシシズムを満たしたいのであれば、本当に他人が聞いて、

「すげー!」

 ってなる方が良い筈なのに。


 ☆☆☆


 昔、このサイトでもそれに近いような何かが良くあったですよね。


 そんなことが絶えないのも、

【人の業】

 ってやつなんでしょうね。



 つづく。



 


  


 




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