22 なぜ君がテロを起こしたのか、起こした君自身が解かっていない。《最終回》
どうもこんばんは、矢暮です。
このエッセイもどきも今夜で一度幕を閉じます。
というのも、僕が某動画サイトで唯一好きで視聴していた、
某【打ち切り学会さん】
の動画シリーズが終わってしまったので、とりあえず僕も便乗します。(※←なんじゃそりゃ?)
ていうか、最近あんまりどうでもよくってこちらのサイト【小説家になろう】の動向も気にしていなかったんですね。
それがたまたまある読み物が紹介されていたので読んでしまったんですよ。そうしたら、何だかいわゆる独白系だったみたいで、それによっての、
【ディスり合い】
みたいになっているのを見てしまったんですよ。
まあ、なんというかいつの世も同じ事の繰り返しなんですね。
そこで【承認欲求】を叩いている節があったんですが、にんともかんとも困ったことでござる。ニンニン。
なんていうか、承認欲求自体を叩いてはいけないザマス。
だってそれは人間に対して、
「食べるな! 寝るな! セックスするな!」
って言っていることと同じですからね。ただ、度合いであるとか、結果であるとか、時とか、場合であるとかの問題であって、それを人が失くしたら社会性も何も無くなっちまうじゃないのさ。
もう、禁酒法的なものの考え方はやめた方が良いよ。
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それと、独白系ってのも面白いんだけどね。このサイトで以前から【様々な業界の裏話】やらのかなりブラックな話があったりしますよね。今はもう退会されてしまって、その連載自体が掲載されていないけれど、数年前だったかは某有名フランチャイズの裏側を暴露したものとか。
その話自体がどこまで信憑性があるかはわからなかったし、文章も読みやすくはなかったけれど、でもなんというか、
【なぜ、この作者さんはここにこんな文章を載せているのか? なぜ書いているのか?】
という、作品動機が伝わってきて、ある意味無責任ないい方だけど面白かったのを覚えています。
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だけど、今回たまたま読んだものにはそれが感じられなくて途中で読むのをやめてしまった。
確かに内容は作者さんの目を通して見てきたものを、事実を基にして面白おかしくは書いていたのだけれど、文面でその業界を揶揄している割には逆に作者さんがその物語自体で何をしたいのか伝わってこなかった。
以前に読んだ某フランチャイズ系の独白には、【その会社の不条理なやり口や、事実上被害を受けたことに対しての恨み節など】、例えそれが【一次元的】な情報であっても読み物としての価値はあったと思うんです。
だけど後者の方は【内容がブーメラン】な感じで、その業界のろくでもない部分を揶揄しているにもかかわらず、
【その業界にいることをどこか誇りに思っている】
ことが解かる内容なんですね。
「私はこの業界人なんだぞ、どや!」
みたいな。それこそ承認欲求的な感じね。
いや、確かに自分のやっている仕事に誇りを持っていることは悪いことではないし、逆に大変いいことなんですけどね。
ただ、何がしたいのかが伝わってこないというか、単なる名刺の肩書きを見せられているような感じだったんですね。
まあ、天に唾を吐くようだけど、このエッセイもどきも他人のことは言えなくて、ブーメラン要素全開なんですけどね。
だから、こういうのを書くのって、
【裸の王様】
になる覚悟が最初から必要なんですよね。
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ただ、そういう【一次元的】なものを読んでしまった読者さんたちの空気が、どうやら良くないみたいなんですね。
そんなのこのサイトに限らず、どこにでもあることで、それを何度も何度も繰り返している傾向があるじゃないですか。
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そんな話の続きで。
某動画サイトで、ある有名な動画投稿者がつい何か月前に、お金がらみの事件を起こしたということを僕はつい一週間前ぐらいにたまたま知りました。だって、その有名動画投稿者のことを僕は知らなかったんだもの、仕方ないじゃん。
でね。
この手の話って江戸時代からあるらしくて、実際僕が半世紀近く生きていた経験の中だけでも、身の回りでこういう問題結構見てきたんですよ。
たまにね、そういうマネーゲーム的な商法にハマっている人間に対して憎まれ役買ってでも阻止したこともあるんですよ。
随分前の話だけど、その人たちは僕よりずっと年上の人たちで、それでも【ある意味での人生経験】が浅かったのが僕から見て分かっていたから、そうでもしなければ気づかないと思ってね。
あれ、あのまんま放っておいたら、あの人たちは多分色々な意味で人生終わっていたかもしれないって。
そう、その後のその人たちはね、やっぱり、
【その事象は無かったこと】
にしちゃってますよ。そりゃそうだよね。人間ってプライドってあるもの。あえて自分たちのアイデンティティを崩さないでいたかったんだろうね。無論、僕もあえてそこには突っ込まないけどね。
本当は、
「あれ? あの時のあれはどうなりました? あれどこ行ったんですか?」
って聞いてやりたいところだけれど、昔世話になった恩もあるし、そういうことはそっとしておいてあげるのが一番なんですよ。
それでも僕は聖人君子ではないから、
「クックック」
って腹ん中では笑っているんですがね。この中身すっからかんの、年齢をくっただけの坊やどもめ、ってね。
逆に一言、
「あの時はすまなかった。ありがとう」
って、筋を通してくれれば僕はその人たちのことを見直して、尊敬もするんですけどね。自分たちの過ちも何もかもすべての事象を受け入れられる器のでかい人たちなんだ、とね。
だってそりゃあ、持って生まれた馬鹿さ加減はお互い様のことなんだから。
けれど、かなり年下の人間に指摘されたことが気に入らなかったんだと思うんです。まあ、その気持ちも分らんでもないわけなんですけどね。
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ていうか、そんな僕だってまだまだ分からないことだらけだし、そんな偉そうなことを言えた義理じゃないんですがね。それでもこれだけは言えるんですよ。
人間はいつの世も変わらねぇなあ、って。
それが人の業っやつなんですね。
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というわけで、ここでこのエッセイもどきは一旦終わりにしようと思います。
また気分が乗ったら書くと思うので、また機会があったら読んでみてください。
それではお元気で。さようなら。




