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13 違いの解かる……? ダバダ~♪


 例えば、僕はカフェイン類が大好きで、コーヒーは焙煎こそしませんが豆を取り寄せて自分で挽いて飲んでいます。


 豆は大体一度に三種類程度を購入しますが、一番の好みは【グァテマラ産】の豆なので、これだけは必ず入れます。

 グァテマラ産は、なんというか香りがスッキリとしていて口当たりもまろやかで、二番目に来るのが独特の酸味。これが嫌味な酸味ではなく本当に爽やか。

 最後に口から鼻に抜けてゆく香りが、ほのかに花の甘い香りが漂う感じ。


 これは他の産地の性格とも違う感じ。コロンビアならコロンビア。ブラジルならブラジル。エクアドルならエクアドル、コスタリカならコスタリカ……などなど、その産地ごとの豆によって、その性格も違うんです。


 ☆☆☆


 無論、その品種や農園によっても違うし、採取した時期や工程、さらに焙煎具合などによってもかなりの差があります。


 でも、僕はそこまでこだわりたくてもこだわれないから、自分で用途や気分に応じて豆の挽く大きさ加減を変えたり、水の種類を変えてみたり、温度や淹れ方を変えてみたりして楽しんでいる次第です。


 淹れ方としては、大抵はドリップ方式なのですが、たまに密閉型ボトルを利用して蒸らして置いておくなんてこともしています。

 たまに、とても濃いのが飲みたいときは簡易的なエスプレッソマシン(※マキネッタ)で淹れたりします。


 これだって、水の温度や豆の挽き具合で全く違った味になるので、それも楽しみのうち。


 ☆☆☆


 水と申しましたが、これだってミネラルウォーターの産地であるとか、土地の水道水であるとか、挙句、今スーパーなどに置いてある無料のろ過水であるとかイオン水であるとかでも、全く性格の違うコーヒーが抽出されてしまうのです。


 ☆☆☆


 しかし、ハッキリ言うと、あのろ過水はいただけない。


 意外なことに、まあ好みもあるでしょうが、あのスーパーに置いてある機械でろ過された水であるとか、某海外系のスーパーで安売りされているろ過水であるとかで淹れると、

【やけに馬鹿みたいにスッキリしすぎて、まるで面白味のない味になる】

 のです。


 いわゆる雑味も味のうちというべきで、これも人間と同じで何にもなくストレートに生きてきた人には、面白味がない人が確率的に多いのと同じ。


 決してそのろ過水で淹れたコーヒーがおいしくないわけではないのだけれど、本当に嘘偽りなく深みのない味になる。


 本当にこれって不思議なものです。


 ☆☆☆


 水による味の違いは、よく硬度なんかで言われますけど、まさかその他の不純物などにも左右されるとはね。


 そんな感じで、その環境によっても考え方も食べ物も腸内細菌も変わる、みたいなことを書いてみましたが、だからそこ面白いのだということで、それをいちいち均一化する必要もないのだと思うんです。


 つづく。



 

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