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彼女からの手紙

“文、ありがとう。


本当なら、今回の戦いでもう何もかも終わりにしようと思ってた


だけどもうすこしだけ頑張ってみるよ。



文通ででしか貴方との接点がないけれど、


貴方に逢えて本当に嬉しかった。



もしもまた、帰ってこれたら今迄のように文通をしたい。


この戦に出て帰って来れる保証は無いから待っててくれなんて言わないけど、


覚えていて欲しい私のことを。


また話ができる日を楽しみにしてる。


貴方が、居てくれて私の理解者になってくれて嬉しかった


優しい貴方に幸あらんことを


霜花”








彼女からの最後の手紙を貰ってから早半年



「霜花殿は今何をしているのだろうか」




長い藍色の髪を持った男は、刀の下緒に括り付けてある石をそっと触り空を見上げる




そこには石と同じ浅葱色の空が広がっていた

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