表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

迷路の入り口

私は、常に新しい友達を探していた。

この出会いがこれから永遠に続く幸せの鍵なのかもしれない、と浮き足立ってテンション高く、自分の事を話さなくても良い事まで話したし、美化もしたし、他の人を陥れるような発言をして、相手の気を引くことに必死になった。


自分をよく見てもらうためには、何だって面白おかしく話したし、


面白いよね、楽しいよね


と、相手から言われると有頂天になり常に一緒にいたい、なんでも情報を共有したい、とどんどん相手の心に侵入し、私を慕ってくれる人達がこんなにいる。幸せだ。でももっと…もっとと最終的には相手を雁字搦めにしたくなる。


え、そのランチ呼ばれてない


飲み会なんてやったの?


いつの間にあの子とこの子が私の知らないところで連絡取り合ってるの?


私、仲間はずれ?私の悪口言ってるんじゃない?


こうして、私の周りには誰もいなくなる。わかりやすく…三年間付き合うと私の事は扱いにくい人のレッテルを貼られて孤立して行く…


こんな事、何回繰り返しているのだろう。


合わなかったんだ。この人達とは…


こうして、私は三歳ずつ離れている子供達の保育園を転々と変えて行く。


ママ友イジメにやられて、私はなんにも悪くないけど、この園にはもういられない…


と、悲劇のヒロインとなり去って行く。



台風の目だ。とにかく引っ掻き回して、他のママ友達の結束ばかり強くなって行き、私は腫れ物に触るように扱われるか、無視だ。


結局のところはイジメではない。私は悲劇のヒロインでもない。


私はとにかく人間関係を引っ掻き回すのが得意な人種なのだ。


はっきり言って病気だ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ