『作品の裏話を見せよ』って言うけど……?【挿し絵】
※挿絵は生成AI画像です。
「こんにちは、藤村としゆきです」
「サトウ少尉です」
「少尉、ときどき「なろう」におけるアドバイス(?)で、『創作の裏話を見せよ』というのを見かけるんだけどさ」
「ほんとですか? 自分で話を作ってません?」
「ほんとだって。でもさ、それを見たいもんかな? そういうのは、大人気作や、プロの商業作品のことじゃないかなと思うんだ」
「まあ、確かに。どうなんでしょうね?」
「というわけで今回は、AIでどうやって挿絵を作ったか、の過程を紹介するよ」
「結局やるんじゃないですかw この前置き無駄でしょ」
◆ ◆ ◆ (´・ω・)_旦~~
「まず、画像を作るにはAIにプロンプトを入力するんだ」
「それは知ってますね」
「使ったAIは、『ジェミニ』と画像加工ツールの『Whisk』ね。で、入力したのが次のプロンプトだよ」
『荒廃した惑星のロボット。甲殻類に似て、四足歩行で歩き、前脚が2本ある。体高は人間と同じくらい。装甲はオフホワイト。前脚は鎌のように湾曲している』
「で、出来た画像がこれなんだ」
「う~ん、としか言いようのないデザインですね。としゆきさん」
「しばらく試行錯誤したけど、ダメなんだ。とくに、『前脚に鎌をつけろ』と言っても、ジェミニは頑なに言うことを聞かないしさ」
「AIあるあるですね」
「『はい、出来ました!』と言って、前と1ミリも変わらない画像を、ドヤ顔で出してきてさ。結局、これはボツにしてやり直したんだ」
「そして出来た画像がこれですか?」
「おお? デザイン的には良くなりましたね。ちゃんと前脚の鎌もありますよ?」
「でも、バンザイしちゃってる姿がなんともマヌケに見えるよね。カマキリが威嚇してるみたいだよ」
「確かに。そう考えると、かわいいですねw」
「とにかく、前脚を『下ろす』ように指示したんだけど、これが、AIが言うことを聞かない。何度やってもAIは頑固一徹で、画像を変えないこと山のごとしなんだ」
「としゆきさんのプロンプトが悪いんじゃないですか?」
「途方に暮れているときに、ふと、『脚を下ろす』ではなく、『脚を折りたたむ』と入力したんだ」
「それがこの画像ですか?」
「ようやく形になったと喜ぶやら安心するやら。でもさ、これじゃまるで記念撮影みたいで、ちょっと迫力ないよね?」
「ロボットの記念撮影……なんともシュールですねw」
「そこで、『斜めの角度で』というプロンプトを入力。これはわりと素直に言うことを聞いたんだ」
「この画像ですね」
「おお、いい感じじゃないですか? としゆきさん」
「でも、あとひとつ何か引っかかるね……」
「あとひとつ?」
「さいごに、画像を反転させたんだ。さらに、その画像の右側をカットして、ロボットを画面の右側に寄せる」
「それがこれ?」
「おお? だいぶ迫力が出ましたね」
「なぜ右側へ配置したかというとね、これはいわゆる『上手』というやつで、客席から見た舞台の右側を指すんだ」
「舞台の役者が出てくるところですか?」
「強い者、上位の者が現れるときは右側から、という映像制作のセオリーなんだ」
「なるほど。たしかに、左の時より圧がありますね」
「この作品の場合、現れたロボットが『強い敵』であるのを、視覚的に暗示しているんだ」
「ふーん。でも、としゆきさん、小説なんだから、それを文章で表現すればいいんじゃないですか?」
「う……、ごもっとも」
「もしかして、文章力がないから、挿絵に走るんですか?」
「……もう寝る(泣)」
※挿絵の作品はこちら
https://ncode.syosetu.com/n2536lv/1/




