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1、事故りました。

 

 俺は普通の高校教師だ。ほんとにただのラノベ好きな教師である。


「価電子とは原子の最外殻電子のうち、反応に使われる電子のことである。なので多くの場合、最外殻電子と価電子は同じとなるが、ネオンの様な希ガスならば、価電子がないなど必ずしもイコールになるわけではないので、注意する様に」


 俺の授業に欠伸する生徒が数人。わかるぞ、暇なのは。けどここはテストに出すつもりだからな?ここ、ひっかけ問題としてとても使いやすいんだよ。


 そう思いながら授業を進める。

 教師は確かに忙しい。休みも部活で潰れるし、用意するものが多いし、残業ばっかだし。それでも俺は今の仕事に満足していた。

 

  そんな風にしていつものように学校で授業をし、部活を覗き、仕事が終わった。俺は車に乗り込む。

 

「今日のメシ、何食べよう……」


 よくよく考えてみれば、家に何もないことに気づく。買いに行くか。

 そう考えた俺は、車のエンジンをかける。車はいつものように進みだした。

 

「あー、信号にひっかかった。ここ、長いんだよなぁ……」


 車を発進させてから5分。早くも信号に捕まってしまった。俺は疲れと信号にひっかかった苛立ちでため息をついた。その時だ。

 

 ドガガッッッッッッ!!


 生まれてから一度も聞かない様な轟音と共に俺は車のフロントガラスに突っ込む。

 ガラスが顔に突き刺さっているはずなのに何故か痛みがない。なんかぬめぬめしたものが垂れてきた。俺は手で拭おうとするが体が動かない。


 ああ……。終わりか……。


 動かない体。少しずつ霞んでいく視界。


 だんだん眠くなってきた……。寝たら終わりだと俺のなかの声が言っている。……けどもう瞼が重いんだ……、俺は諦めて、目を閉じた。

 





 ―――――――――――――――――――――――


「――。」


 …………微かになにかが聞こえる。


「―――――。――ク。――ルーク。」

 

 ……誰かがなんか言っている?


 さっきまで重かったはずの瞼はすぐに上がった。

 光が眩しく一瞬顔を顰めた。横を見ると俺の側に紺色の髪をした女性がいた。彼女は俺の顔を見て、顔を近づけた。


「ルーク、大丈夫?」


 ……ルーク?……だれ?ここどこ?

 

 俺は体を起こす。痛みはない。さっきまで動かなかったのが嘘みたいだ。

 俺は辺りを見回す。……おしゃれだ。少なくとも病院ではない。


「もう起きる時間でしょう?ゆすっても起きないし……もしかして風邪?」


 そういうと女性は俺の額に手を当てる。


「……熱は無さそうね。ご飯食べれる?」

「……うん。食べれるよ」


 ついそう喋っていた。しょうがない、お腹空いてたし。


「よかったわ。……ちなみに今日の朝ごはんはハンバーグよ」


 ハンバーグか〜。……えっ、朝からハンバーグ!?……ってそうじゃなくて!


 え……?

 どうゆうこと……?


 

 

はじめまして!ゆーふぁんです。

初めての作品なので文章がおかしかったり、誤字・脱字が目立つかと思いますが、温かい目で見ていただけると幸いです。

これからこの作品をよろしくお願いします。

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