表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ヒカリ。

作者: おもち
掲載日:2023/03/24

「…うーん、」


スマホのアラームで目を覚ます。

こんな小鳥の囀りが聞こえる、気持ちのいい朝はどこにあるのか。

また、朝だよ。

ずっとそう。

毎晩思う。朝が来なければいいのにって。

目が覚めたと同時に始まる一日は僕にとって何なのだろうか。

そんなことを考えながらいつものように顔を洗う。


「…はぁ」



鏡に映る自分と目が合う。



「…ねぇ、君は幸せ?」

 


なんて、聞いてみるも返事はない。

そりゃそうか。


目の前の自分の目に光はない。

僕は何をしているんだろう。



「あっ、やばい!」


こんな事をしていたから、時間ギリギリになってしまった。

慌てて着替え、家を出る。





バス停で次のバスを確認する。

これならなんとか間に合いそうだ。

少し休もうとベンチに座る。

眠い目を閉じるまいと戦っていると、視界にシャボン玉が現れた。

その出所を目で辿ると、一人の女の子がいた。

どうやらこの子が吹いていたらしい。

微笑ましいなと眺めていると、雲に隠れていた太陽が顔を出した。

空を見上げると、僕はその光景に思わず息を呑んだ。


真っ青な空をバックに浮かぶ白い雲に、太陽の光を反射して輝くシャボン玉。


写真を撮って額縁に入れて飾りたい程美しい。

今まで見た景色の中で一番と言っても過言ではないくらい綺麗だった。








女の子の愛くるしい笑い声が聞こえる。







明日は気持ちのいい朝になる、と何故か僕はそう思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ