中の人が、物語を綴る理由 ” 物語を書きたい! 人の心に残る何かが有る様な、そんな物語を綴りたい! ”
龍槍さんの中の人の、物語を描く理由。 御照覧アレ!(爆
龍槍の、中の人です。
さて、本日もお日柄も良く、快晴の中初めてのエッセイを綴っている次第に御座います!
まずはご挨拶おばッ!
こんにちわんこ!! こんばんにゃんこ!!
まぁ、戯言はさておき、本題に御座います。 いえね、ウエブ小説をいくつか『なろう』様において、書いておりまして、まぁ、そこそこには読んで頂けるのです。 とても、嬉しいのですよ。 なにせ、『何処にも出しても恥ずかしい』と、実の親に迄云われた中の人ですので、そんなモノが綴ったお話を読んで、感想まで頂けるなんて、望外の喜びなんです。
日に日に増えていくPVと、ユニークPVをニヤニヤしながら眺めているのは、傍目に見てものスゴ~ク気持ち悪い情景かと思われますが、相方に云わせると、それもまた人生なんだとか。
有難い事だと、感謝しつつ、ニヤニヤしつつランキイングを見続けておりました。
この場に於いて、もう一度、感謝を申し上げたい!
拙作を読んで頂い事、誠にありがとうございます! 感謝、多謝です!!
――― ☆ ―――
中の人、もともとSFな小説が大好きで、ペリーローダンシリーズとか、グインサーガシリースとか、ハヤカワ文庫などを読みつつ、大サトー閣下の新作を待ち望む勢だったのですよ。 今は、幼女な戦闘狂の物語とか、小鬼を殺す者な話とか、乱読しつつ楽しんでおりました。
遥か昔…… 中の人がまだ小学生の頃、漫画雑誌が買って貰えず、偶に親戚が残して行く漫画雑誌を飛び飛びに読んだ結果、その漫画の飛んだ号の内容を想像して、わら半紙に書きなぐったストリーラインの雑文が、まぁ、きっかけと云ったら切っ掛けで、物語を綴る楽しさに目覚めた訳ですな。
時はまだ、テレビアニメ全盛の時代。 まぁ、初代ヤマト世代な訳です。 お小遣い制では無かった実家では、好きな本やら、漫画雑誌なんか買えなくて、学校の図書館がとても有難かった。
で、読もうと思ったんですよ、SF的な物語りを、そこで。
今は知りませんが、当時の公立の小学校の図書館って、推奨図書ばっかじゃないですか。残念な事に…… 本当に、残念な事に、無いんですよ。 そんな楽しい物語は。 仕方ないんで、推奨図書を、まぁ読むわけですよ。 此処で、中の人の『思想』的なにかが、作り込まれた訳です。 教育委員会の勝利です。
ほら、ジ〇リが作るって云ってた、『君はどう生きるか』とかですね。 あれって、かなり、アレな作品ですよ、今読んでみたら。 確かに素晴らしいプロットと、考えさせらる内容ですが、まぁ、そのね、トラウマとか、心の傷とか、かなり抉られるのですよ。 自分の幼稚さとかを突き付けて来る訳ですよ。
そんな事で、歪みました。 ええ、とても。 背伸びしたい事も相まって、文章の読み方が変わりました。 その上、国語の時間に推奨図書を題材に物事は多面的に見なければなりませんって、教わりまして…… なにかの物語を読んでも、その裏側とか主人公以外の人の思考とかに目が釘付けとなるんですよ。
拗らせました。
中学に入って、人間関係に躓いて、 ” 捻子くれ者 ” に成っちゃたりもしました。ちょっとサイコ入った人に成っていた時、救ってくれたのが、なんと通っていた中学でも一番の『不良な人達』。 その時、中の人は、何をとち狂ったてたのか、風紀委員などという組織に属してまして、そのつながりで、その人たちとも繋がりを持ってしまったんですよ。
でね、ある意味その人たち、『限界』を知っている訳です。 実社会での『限界』です。 学校のルールとか、法律とかは勿論、逸脱してましたけど、実社会のルールからは逸脱して無いんですよ。 それに、こっちが『卑屈』に成ったりせず、『筋が通らない事』を、理由を提示しつつ拒否したら、まぁ、引き下がってくれたんですよね。
教科書の指導要綱的な考えと、教師、先生方の偏った思想とは別の世界がそこにあった訳です。 『お話』してて楽しかったですよ。 そんでもって、生活指導の先生も、ちょっとやんちゃな経歴の持ち主で、その問題行動の多い人達にせめてまともな生活を送って貰いたいと、熱血指導されてましたけどね。
まぁ、その間に入って、結構粉になった中の人でしたが、双方から便利に思われたみたいでした。
そっか……
何となくだけど、自分の存在意義とか、産れて来た意味とか、そんなヘビーな思春期的で根源的な問いに手応えが有った訳です。 それが、救いになったのは確かなんです。 でね、やっぱり「やんちゃ」すると、周囲に迷惑が掛かります。 でも、そうなっても仕方ない環境が現実には存在する訳なんです。
だから、厳しい現実と理想の間にあるぼんやりとした境界で、そんな人たちにも幸せな未来が来るようにしたかった…… なんてね。
あの風紀委員時代の中の人は、そんな大それた事を考えていたんだと思いますよ。 でもね、現実は厳しくて、その人たちの何人かは『闇の世界』の住人となったみたいです。 まぁ、仕方ないですよ。 所詮は子供の戯言ですもん。
かなり経ってから、その人たちの一人と偶然に街で逢いまして、言葉を交わす機会が有ったんですよ。 その時に、
「中坊の時は、ありがとな。 楽しかったよ」
って、なんかしんみり云われちゃって、もうこっちが恥ずかしくなったりもしました。 いま、幸せかと、聞いたらね、
「まぁ、そこそこは。 お前に云われた、『お天道様の下を、顔上げて歩ける』くらいには」
ってね。 それで、中の人もちょっとは役に立てたんだと、そう思えたんです。 まぁ、そんな強烈な原体験が有って、何かを伝えれば、何かが返って来るって感覚が、今も残ってたりするわけです。
まだ、そんな原風景を見る前に、中の人、物語を綴り始めたんですよ。 なにせ、新刊本なんて買えなくて、親に言うのも恥ずかしいし…… 読みたい本を本屋で表紙と裏表紙を斜め読みして、頭の中でどんなお話か構築する…… なんて遊びしてました。
立ち読みは、云わば窃盗ですから、まぁ、その時 拗らし小心者の『中の人』には出来なかっただけなんですけどね。 手元には、学校で貰った廃棄予定のわら半紙。 いくらでもある鉛筆。 なら、書くでしょ?
最初のお話は、もう忘れました。 でも、次第に物語らしくなって行って、自作を読んで楽しくなってきます。 主人公が動く感覚が、出来始めた時には、嬉しかったなぁ。 ページが余ったノートに横書きでつらつらと「お話」を綴っていって……
ほら、出来たら誰かに見せたくなるでしょ? よせばいいのに、学校に持って行って見せちゃたんですよ。 ええ、あんまり仲も良くない 『 友人 』達に。
ぼろっくそに酷評されまして…… 凹みました。 まぁ、拙い文章ですから、しか無いんですが、今ほどメンタル強くなくって、家に帰ってそのノートは、お風呂の焚き付けになりました。
それが、今も書きづらい、『SF』 なんですよ。
宇宙戦艦とか、ロボットとか、色んな物が出て来て、主人公が無双する奴。 書いていた時は、本当に楽しく、此れ傑作! なんて思ってたのに、『友人達』の言葉は、そんな思いをズタズタにしてくれやがりましたよ。 まぁ、多分…… 素直な感想何でしょうね。 今なら、判ります。
剽窃、パクリ、二次創作…… とまでは行きませんが、当時の流行り物のテレビアニメの筋をなぞる様なモノだったのかもしれませんね。 手元に無いから、詳細は不明になってますけど(笑
そんなこんなで、暫く物語を綴る事を止めていたんですが、高校の時に、文芸部に誘われて…… 読専でしたがね。 で、部活の一端として会誌を作るって云うので、まぁ、短編を書いたんですよ。 活動実績の為でしたけどね。
そこでも、また、SF基調のロボットもの。 まぁ、『ガ〇アン』とかやってた時代ですから、乗っかりました。 FSSも紙面でやってたかな? でもね、やっぱりと云うか、マァ当然と云うか、反応はイマイチ…… 本格的に文才が無いと思いまして……
また、長い事書かなかった。
でも、まぁ、上の方でも書いた、あの人と逢った後、何かを伝えて、何かが返って来るあの感覚……
甦って来たんですよ。
でね、また無茶をしたんですよ。 いきなりの挑戦です。 どっかの賞に応募したんですよ。 久々の執筆と刻々と迫る応募期日。 頑張って書き上げて、送りましたが、なぁ~~~~にも反応は有りません。 つまり、論外。 うむ…… これは、ダメだと感じまして、自身のHPを立ち上げて、そこに短編、中編、長編と書き続けました。 自分の文章力を上げようと、色んな『お題』に挑戦して。
物語構成も色々と。 意識して、目的を持って、三題噺にも。 試行錯誤の連続でしたね。
テキストHP全盛時でしたので、弱小とはいえそれなりに見て貰えます。 カウンターが回って、BBSにもちらほらと、お便りが届くんです。 長編に至っては、ファンアートと、なんと楽曲まで頂けました。
もの凄ーく、もの凄ーく 嬉しかった。 飛び上がって夜空を駆ける事が出来るくらいに!
――― ☆ ―――
でもね、現実世界は厳しいの。 本当に、本当に、厳しいの。 24時間、戦えますか? 状態で仕事しても、会社はつぶれるモノなのよ。 住むトコロも、食べるモノも、お金も、何も無い中の人には、どうする事も出来なくてね……
伝手を頼って、遠い遠い所迄流れてね……
やっとこ、なんとか、生活の基盤を作って…… 必死で生きてたんです。 死にたくないもん。 砂を噛みつつ、なんとか生活が出来るくらいになった時に、胸に開いた大穴が有るのを感じたんですよ。
でね、その時に相方に成ってくれた人に、云われたんです。
「こんなサイトが有るよ。 書いてみたら?」
ってね。 これが「小説家になろう」との出会い。 アノ時のワクワクとか、楽しい思いでが胸を叩いて、背中を蹴って、気が付いたらまた、書き出していたんですよ。
でね、その時、考えたんです。 書いても、なにも反応が無かったら…… 酷評されちゃったら…… ってね。
SFは無理。
恋愛も難しい。
ファンタジーは?
まぁ、出来る事なんて、めっちゃくちゃ少ないですから、書き始めたんです。 ファンタジーでね。 行き当たりばったり。 もちろんPVなんざ、ありません。 だって激戦区だったんですから。 でも、まぁ、ポツポツとは読んで貰いました。 嬉しかったなぁ……
賞も視野に入れません。
自分の好きな世界を書き綴りたいだけ。
もし……
もし、中の人が書いた『物語』に、読者様が共感して、その方の人生に良き影響が生まれたらなら、それは、とても素晴らしい事だと。 あの人が、自分の言葉に落ちる所まで落ちなかった様に…… ですね。
だから、テーマを決めて、ハッピーエンドな物語を綴ろうと、思っています。
結論:
物語を書きたい! 人の心に残る何かが有る様な、そんな物語を綴りたい!
沢山の物語が有るこの世界に産れて来て、本当に良かったと思います。
拙作を読んで頂いた読者の皆様に、深く御礼申し上げます。