ゴブリンだと!?
ここからは普通にセリフを書きます。他人から見ると主人公はずっとギイギイとゴブリン語喋っています・
俺は、何かの病気にかかってしまったのだろうか…?しかもさっきの声っていうか鳴き声…俺、から?
っいやいやいやいや!!まさか!!!今のはあれだよ、うん。俺のおなかの音だよ。だって俺今お腹減ってるし…?
え?肌の色が緑なのは何故だって?それは…うん。誰かがペンキで俺にいたずらしたのさ☆
擦れば消えるしぃ?絶対の絶対だしぃ?さあ、この葉っぱで拭こっかな♡
ゴシゴシ…ゴシゴシ……
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴキッ……
『ふふふ〜♪おかしいなぁ?取れないぞぅ?あはははははは…は…
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とれないよおおおぉぉぉおおおおおぉおぉおおおおおおおおおおぉおお!!?ちょっとなにこれどういうこと!?声も!!俺普通にしゃべってるよねぇ!?日本語喋ってるよねぇ!?間違ってもギイギイなんて言ってないよねぇ!?
かかかかか、かがみ!!そう!鏡・・ってこんな森の中にあるわけないじゃん!!あああああああああああああ…あ……あ、れ?この音…』
***
『やっぱり!川だ!』
あれは水の音だったんだ!よかった!これでかお…が…
『…ん?』
ちがう!今のは見間違いだ!そうだよ!あ、ああありぇねぇよ!も、もう一度…
そして俺は、川をもう一度覗きこんだ。そしてそこに映っていたのはーー
小さい身長に、緑色の肌、つり上がった赤い目。ちっさい丸い鼻に、薄い茶色のとんがり布帽子を被った…そう、この姿はRPGゲームなどでお馴染みの…
『ゴブリンじゃないかあああああああああああああああ!!!!!!!!!!』
彼のその(鳴き)声は、森中に響き渡ったのだった。