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プロローグ 機械技士少女は掃除中

新連載です。

最初は魔法使いの弟子的なものが書きたかったのですがなぜか機械技士に…駄文ですがよろしくお願いいたします。

まただ…あの変な機械生命体…また小型蓄力石(バッテリー)を食べている。


丸い銀のふわふわの人口毛におおわれた耳の大きなウサギみたいな手のひらサイズの丸い機械生命体がふわふわ漂いながら小型蓄力石(バッテリー)を次々とおいて貯蔵してある箱から取り出して短い手足で抱えるように食べている。


「ひとついくらだと思ってるのよ。」

私はため息をついて研究室(ラボ)兼師匠の居室の掃除を再開した。


トスモル技術国に産まれてから機械生命体なんて何体も見てるけどあんなになにもしない機械生命体は見たことがない。

食って回って寝るだけ…空中を漂うだけ。


いったいなんの役に立つんだろう?



部屋の外で物音がする。

「おい、本当に弟子をとったのか?」

聞きなれない男性のこえだ。

「技術研究者管理組合が弟子をとるか学園で教えろといったから弟子を取ったよ、従姉の子供でもともと弟子入り予定だったからね、早めただけだよ。」

師匠の声が聞こえた。

「お前に子供の面倒なんて見られるのかよ。」

男性がいいながら扉を開けた。

「別に勝手に育ってるよ。」

師匠がそういって私を見た。


がたいのいい筋肉質の茶色の短い髪の男性が私を見て固まっていた。

なにか問題でもあるのかな?


「おい…どこでこんな美少女をさらってきた。」

男性が私を指差して言った。

「だから、従姉の娘だって…キリーはこう言うのが好みなの?」

師匠が考え深そうに言った。

「世間一般的に美少女だろうが!」

キリーさんがさけんだ。

私が美少女かどうかそんなのを気にする相手はシースヘールおじさん…師匠をふくめていないからわからないよ。


師匠と同じプラチナブロンドをひとつまとめにしてるだけだから目立つのかな?


私は無表情でスパナを取り上げた。

まったく、せっかくの遺跡からの遺産が埋もれてるよ。


「なんか反応してくれ美少女…。」

キリーさんが悲しそうにいった。

「はじめまして、フローレア・アススです。」

私は一応笑顔とやらを浮かべて言った。

「あー、わかった…なんで美少女扱いされないのか。」

キリーさんがポリポリほほをかいた。

やっぱり笑顔が成功しなかったらしい。


まあ、超古代遺跡の遺産(オーパーツ)研究に笑顔は必要ないからね。


「シースヘールとおなじかよ!もったいねー、くいぱぐれたら俺んとこ来いよ。」

キリーさんがドンと胸板を叩いた。


こくっとうなづいて掃除を再開する。

いい人だなと思いながら。


「くぅー、なんだ、あのかわいさは嫁に…。」

キリーさんがいいかけたところで師匠けりだした。

ついでに師匠も出ていった。


扉の向こうでなんか話している。


自分のお嫁さんに見せたいのかな?

よくわかんない人だよ。


トスモル技術国の中枢の大研究棟はじつはそこだけでひとつの都市となっていて超古代遺跡を改修して使っている。


迷路状態で慣れない外部の人は迷うらしい。

立ち入り禁止のところもあってそれが迷子の拍車をかけるみたいだ。


中央に行けばいくほど重要な研究を任されている。

中央から3通路目に実家があって飛行挺の改良研究をしている。


師匠は7通路だからじつは結構重要な研究を任されてるんだけどね…。


ちなみに国立トスモル技術学園は4通路にあって私は中等学校のあとに急遽師匠に弟子入りしたんだ。


「シースヘール…キリーが嫁にもらうの邪魔されたとかなんとか。」

扉がバタンと開いた。

ど迫力の腰までの金髪巨乳筋肉女性が遠慮なしに乱入してきた。

「師匠はいません。」

私は今度は転がる機械生命体を箒ではきながら言った。

「…例の無表情系美少女ちゃんかよろしく、グロア・ヒスレラだ!」

巨乳筋肉女性が私の腕をもってブンブンふった。

箒が上下して機械生命体がピョンピョン跳び跳ねた。

「グロアさん?」

私は小首をかしげた。

「ああ、隣でムーズチルドレンの孵卵器(インキュレータ)の整備研究をしている変わり者の人族だ。」

グロアさんは豪快笑った。

「グロア…ものみだかいね。」

師匠が帰ってきていった。

「おやお帰り…オランもついてきたのか?」

グロアさんが後ろに目を向けたので見るとインテリ系な眼鏡をかけて白衣を着たグレーの肩までの髪の筋肉男が興味深そうに私をみている。

「飛行挺のアスス家の秘蔵っ子を初めてみました。」

インテリ系筋肉男が眼鏡のつるをもってあげたて言った。

「…お前が言うとエロいかやめてよ。」

師匠がそういって苦虫潰したかおをした。

「一応技術研究者管理組合としてはきちんと弟子を取ったか確認しないといけません、オラン・ジャオルです、お見知りおきを。」

ニコニコとインテリ筋肉男が胸にてを当てて優美に礼をした。


ジャオル家の若当主が眼鏡筋肉男だとはしらなかったよ。

同じ三番通路にすんでたけど…ほとんど通学以外外にでない生活だったからね。


機械生命体が無駄にくるくる回ってなにかアピールした…まったく意味不明だよ。


「ポモリ、お腹が減ったの?」

師匠が妙に優しい声で人口機械生命体に言ってキョロキョロ小型蓄力石を探した。


勝手に食べられないように納戸にしまったんだけどね。


「シースヘールは機械生命体と小型蓄力石の開発しか興味のない男ですからくいっぱぐれたら私のところへ来てくださいね。」

オランさんがそういってニコニコてを握ろうとしてグロアさんに阻止された。


グロアさんは私を筋肉な巨乳に抱き込んだ。

窒息して死ぬ~。


「私もいつでも飯をおごろう、可愛い女の子は大好きだ。」

そうにいいながらグロアさんにますます力を込めて抱き締められた。


私…ごはん食べる前に窒息するかも…。


「グロア、僕の弟子を殺さないでね。」

機械生命体を抱き上げながら最後の仕上げにマニア系筋肉男、シースヘール・アスス…私の師匠が冷静に言った。

「ケチだな。」

グロアさんがそういいながら私をはなしてくれたとき…私は意識が完璧とんだ。


私…ご飯うんねんのまえに死んじゃうかもしれない。

どうせなら機械生命体(こいつ)を道連れに…。


そこで私は意識が完全に切れた。

駄文を読んでいただきありがとうございます♪

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