偉い人「よし! 今日から最低時給を500円に引き下げます! その代わり16時間労働していいよ」
偉い人「今日から最低時給を500円に引き下げます! 代わりに労働時間を16時間労働しても良くなります。沢山働きたい人は働けますし、空き時間がほとんどないので、皆お金を貯めることができるね! やったね!」
俺はテレビで偉い人が言っていたことに口を「ポカーン」とする事しかできなかった。
今の働きでは暮らしていけない、だから時間外労働を増やそう。そう思った国民の声が届き今までは8時間の終了が16時間に改定されることになった。その代わり、最低時給が1000円から500円に変更されてしまったのだ。
働き手から考えればこれは良くない事というのは明らかであったが、偉い人たちの意見は異なっていた。
「休暇の時間がほとんどないから、お金を使うことがない。これで老後2000万円を解決できてよかったね!」と偉い人は言っている。確かに1日の余暇がほとんどないのでお金はたまっていきそうだ。しかし、結局のところもらえる金額は改定前とはほとんど変わらないので、今の暮らしより待遇がよくなるという政策ではなかった。
今までは8時から17時まで休憩1時間の仕事が、6時から24時まで休憩2時間の仕事になってしまった。
働く時間が2倍になったのだ。これなら休日以外の活動は殆ど会社で過ごすことになるだろう。
偉い人「それではみなさん、仕事を楽しんでください」