1.下里雲子にも悩みがあった・・・・・・
私の名前は下里雲子!
清廉潔白成績優秀容姿端麗な、どこにでもいる普通の高校二年生だ
ちょっと無口な私なんだけど、何故だかクラスの人気者!
だけどね?そんな私にも悩みはあった。
それは、この名前。
『下里雲子』が『下里雲子』と読めてしまうと言うことだ。
だから私はみんなから下痢ウンコと・・・・・・
呼ばれたい!!!
ガタッ!
「また、雲子ちゃんが悶えてる。」
ヒソヒソ
「「「かわいい~♡」」」
おかしい。おかしすぎる。おかしすぎやしませんか?
ねえ!
ギロッ
「あ、下里さんがこっち見てるよ~」
ニコリと手を振る男子生徒たち
ニコリと返す雲子。
・・・・・・
違うそうじゃなーーーい!!!
普通男子はこういうのが好きなもんでしょ?
それなのに一度も・・・・・・
子供の頃から一度もないなんて・・・・・・
どうしてなんだーーー!!!
ウンコちゃんデビューするぞと意気込んで、地元から1時間以上離れた高校を選んで入学して、早二年。
二年だぞ?二年も経つんだぞ?
なのに・・・・・・
なのに、何故誰一人冗談でも呼んでくれないんだ?
バカなの?
みんなバカだから気づけないの?
この辺では一番偏差値の高い高校なのに?
こっちはちっちゃい頃から
ウンコ~ 下痢ウンコ~ ウンコ女~
って、言われた時のシミュレーションを何度も何度も繰り返して
完璧に準備して待ってるんですけど!
雲子が机に突っ伏せる。
「……どうしてぇ。」
下里雲子には『下痢ウンコ』と呼ばれたことがないという
切実な悩みがあった・・・・・・。
久しぶり書こうと思ったら、書き方忘れてたので
リハビリに何も考えずに書けるギャグでも書こうと思いました。