7話 不動産屋
いらっしゃいませ!連続投稿週間7日目!
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カフェの店主さんに紹介されたマルノ不動産屋に行くことになった。
そして簡単な地図をもらった俺は目の前までに来たのだが‥‥大きい。
俺の感覚だと、不動産屋はアパートとかのビルの一番下にこじんまりと存在しているようなものだと思っていた。
しかし、俺の目の前にあるのは3階くらいまである横も縦も周りの建物とは明らかに違う大きいものだった。
俺が恐る恐る扉を開くと銀行の窓口を10倍もの大きさにしたような広さの空間が広がっていた。
それほど大きい空間な筈だが、人でいっぱいになっており、気を抜けば人の波に流されてしまいそうだ。
がやがやと賑わった空間を奥へと進んでいき、窓口が見える位置の椅子に座った。
隣にいた杖を持って入る少しきつそうな釣り目のおばあさんが話しかけてくる。
「こんにちは。あんたも何か物件を探しに来たのかい?」
「こんにちは!そうなんですよ!ただ…人がいっぱいいるので、今日中にできるのかな…?」
「…あんたはどうしてここの不動産屋を選んだんだ?混んでない不動産屋もあるだろ?」
「えっと…さっきカフェの店主さんに教えてくださって」
「カフェの店主?それはもしかして『カフェドゥドゥ』ってことかい?」
「はい!そうです!!」
「……あんた、こっちに来な。」
おばあさんは杖を持って、窓口の方へといった。
順番でも来たのかな?と呑気に考えていると、おばあさんは窓口の奥の方へと入っていった。
そこは入っちゃダメなところでは?!さすがにやばくね?と思った俺はおばあさんの腕を軽くつかむ。
「そっちは俺達が入ってはいけないとこだと思いますよ?」
「ふふっ、いいんだよ。ほら来な?」
おばあさんは遠慮なく入っていってしまった。俺はちらっと窓口にいたスタッフさんの方を見る。
するとスタッフさんたちは焦っている様子もなく、むしろニコニコとしていた。
俺はおばあさんの進むところをおとなしくついていった。
そしておばあさんは奥の部屋でやっと止まった。
「さあ入りな。」
扉を開いた先はとても広い部屋で窓口があるところまではいかないが、匹敵する大きさだった。
俺が困惑しながら、部屋を見渡していると、おばあさんはソファに座るように促した。
とてつもなくふわふわで、沈み込んでしまうソファに座るとおばあさんは話し始めた。
「はぁ…やっとあの小僧が紹介してきたよ…。で、あんたはどんな物件を探してんだ?」
「あっ…えっと……おばあさんは…?」
「おばあさん?!私のことはグランとでもお呼び!!まぁいい。私はこの不動産屋のトップさ。少しあのカフェには借りがある。だから、あいつの紹介人であるあんたのことは私が対応させてもらうよ。で、条件を早くいってくれないか?」
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