41話 作戦会議
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「よし、作戦を立てるぞ」
俺とユシュとアルはそれぞれディアさんの号令に返事をする。
ディアさんは机にフィアナ王騎国の地図を広げる。
すると赤い印と矢印をつけ、首なし騎士の動向を調べる。
「…なんか、北に向かっている…?」
「あぁ、その通りだ。なぜかこいつは北上している。」
「じゃあ次の村はここってところかな?待ち伏せはどう?」
「…私もそう思って試した。しかし、駄目だった。」
「え、どうして?」
ユシュの質問に対してディアさんは答える。
「フィアナ王騎国を北上していたこいつは……途中で方向転換して別の村に向かってしまった。」
「ん?どういうこと?」
「それは私にもわからない。何回か試したのだが、気付いたのは私を避けているということだけだ……」
「ん~、なるほどなぁ……じゃあどうすれば?」
ユシュがディアさんに聞く。
待ち伏せができないのは結構痛いだろう。しかし、なぜディアさんを避けて……?
ディアさんは顎に手を当てて考えてから答える。
「……まず、こいつはどうやって動いているかというのを考えないか?」
「術者がいる、もしくはこの首なし騎士自身に意思がある、と言ったところでしょうか?」
アルがそういうと、ディアさんは頷く。
「そう、この首なし騎士は術者が操っているなら、術者を探すことが優先だろう。」
「…もし自分の意思で動いているとしたら、亡霊ということかな?」
「そうなるだろうな。どちらにしてもコーヤには紅茶を作ってもらい、それを掛けるという作戦はどうだろうか?」
「そうだね。祝福を使える人は世界中探しても見つかるか見つからないかわからないくらい貴重だ。そして、ほぼすべての悪い魔法を消し、浄化する力を持っている。かなり強い魔法だからね。」
「わ、わかった…」
「よし、決行は今日の夜。私は後から応戦する形で、3人は待ち伏せを頼む。大丈夫か」
「あぁ、僕らの勝利を願おう!」
俺らは「お~!!」と気合を入れて、一旦解散とする。俺は急いで自室に戻って、紅茶を淹れる準備をする。
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