4話 紅茶?!
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俺は朝、カフェを見つけ、店内に入っていった。
そして、紅茶を頼んだら‥‥
「え?こ、紅茶ですか?えっと…コーヒーじゃなくて……?」
「?紅茶ですが…もしかして売り切れてます…?」
「い、いえ…。かしこまりました…。」
そういって気まずそうに女の子の店員さんは裏に消えていった。
そして、優しそうな顔立ちの少し老けた男性の店長さんらしい人が俺をちらっと見てからこちらに来た。
「すみません。お客様?えっと…紅茶…の件なんですけども、こちらの契約書に署名をお願いできますでしょうか…。」
紅茶なのに署名?!な、何で?!俺はその書類をバッと見た。
そこには急いで書いたような手書きで誓約書と書いてあった。
そして下を見ていくと、店で紅茶を飲むなら自己責任になるということが凄く丁寧に書いてあった。
「えっと…そんなに紅茶が重大なことなんですか?」
「お、お客様、今からでもご注文を変えることができますが…?」
「いや!大丈夫です!ここに名前書けばいいんですね!」
「は、はい…。」
俺はさらさらと名前を記入していった。
書き終わると同時に紅茶が出てきた。
ザーという音がして、外を見ると、雨が降っていた。
あぁ、だからか……。傘とか持ってないし濡れたくないし、今日はこのくらいでいったん帰ろっかな……。
そんなことを考えながら、紅茶を一口、口に含むと…。
はぁっ?!まっず…!!苦みが強くて、それを消そうとしたのか、めちゃくちゃ砂糖が入ってる…!?
俺は急いで近くにあった水を喉に通した。そして軽く息切れをしながら、ティーカップの中に入った液体を見る。
それはティーカップのそこが見えないほどに黒く濁んでいて、角砂糖が解けきれずに液体から顔を出している。
「お客様…体調は大丈夫でしょうか?」
「あっ…えっと……大丈夫ですが、これは…?」
「…紅茶でございます……。」
「…すみません。茶葉を見せていただきませんか?」
「……わかりました。」
そういってご店主さんの後ろを歩いていく。垂れた暖簾をくぐると、そこは木調の温かい雰囲気の部屋だった。部屋中にコーヒーの香りがしみ込んでいて、少し鼻がツンとする。
コーヒーメーカーはちゃんとしているのだが、どこを見渡しても紅茶用のポット的なものがない。
この世界特徴のことだと思ったのだが、店主さんが話始める。
「紅茶という飲み物は健康にはいいと聞きます。なので、、私たちの店でも取り入れてはみたのですが…。私たちのような庶民は紅茶の入れ方などをきちんと習うこともできないただの庶民です。もし執事育成学校に行ければよかったのですが…。」
「…良ければ俺が教えましょうか?」
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