18話 恐怖
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ユシュとノアは王宮に向かう。すると異変に気付くだろう。
明らかに静かで、何か物音を立てた瞬間に殺されるのではないかといった殺気。
ユシュは父さんの執事に連れられ、居室に向かう。父さんの居室に近づくたびに、足が重くなっていく。そして執事はノックした後、ドアを開けた。
「来たか!ユシュ!」
いつもの明るい父さん…のはずだが、目が明らかに笑っていない。俺は固唾を飲む。
「こんな時間まで、どこに行ってたんだい?」
「ぁ、お父様…。い、いや…一人で遊んでいました……」
恐怖で声が震える。足もすくんでしまい、立っていることがやっとなほどだ。
ユシュは軽く深呼吸をして、お父様に笑顔を向ける。
「ど、どうかなさいましたか?」
「勝手に外に出たんだな?」
「…えっ、と…。あっ!街に入ってないです!!王宮の庭で遊んでっ」
「とぼけるのも無駄だ!!ワシの信頼している者からの密告があった!!外に、しかも庶民街に行って、カフェに通ってるとのふざけた報告がなっ!!」
ユシュは知られてしまったことに焦った。どんどんと青ざめていく顔に奴はにやりと笑みを浮かべる。喜々として話し始めるその声は、最悪なことを言い始めた。
「あ~あ、残念だったなぁ!!今頃その庶民の店は撤去しているところだろうなぁ?あぁ!あの店の店主は斬首刑だな!ワシの大切な物を誑かしたんだ?当然じゃろ?」
ユシュは目を見開き、血涙を絞るような苦しみに陥った。紅茶喫茶が…。コーヤの店が……。コーヤが………。過呼吸になりそうなのを抑え、声を絞り出す。
「な、んで…?なん、で、そこまでするのですか……?」
ユシュに冷めた目が向けられる。
「…お前はわしらに甘やかされるだけでよい。捨てられていないだけ、感謝しろ。」
ドア付近に待機していた騎士二人がユシュを連れていく。
騎士たちは、かなり気まずそうにしている。ユシュは目を伏せ、歯を食いしばったまま彼らについていくだろう。
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