表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界喫茶 TEA TIME  作者: 未来 かえ
開店、そして閉店
16/59

16話 従業員との顔合わせ

いらっしゃいませ!

見てくださってありがとうございます!!

ぜひ楽しんでいってください!!✨️

次の日。俺はユシュが連れてきた従業員と向かい合っていた。

一人はいつもユシュと一緒に来ていた茶髪の人で、もう一人は腕を組んだ小さな女の子。


「えっと…?」


俺が疑問の声を上げると、茶髪くんが話し始めた。


「コーヤさん!!よろしくお願いします!!オレはアルタイルって言います!アルって呼んでください!それでこっちの人は…」


「私はアンナ・アンタレス!アンナ様って言いなさい!!アンタレス家の…むぐっ!」


「こ、この子はアンタレス家のめ、メイドさんで!!」


「…は、はぁ……」


アルくんは女の子の口を塞ぎ、笑顔で取り繕ろう。

アンナさんはアルの手をどけてから、むすっと怒ったように話す。


「ほんと、ユシューク様に感謝しなさい!!ユシューク様のお願いで無ければ、こんな店来ないんだからね!!」


「ん?ユシュ?なんで様付け……」


「はい!!とりあえず!アンナさんもコーヤさんもこの話は終わりにしましょう!!俺らの仕事内容教えてほしいっす!!」


アルくんが強引に話を切り、メモを取り出す。

俺は少し黙ってから話すことにした。


「アルくんには片付けとお皿洗い、アンナさんには配膳と接客をしてほしいです。」


「何で私が平民にそんな事をしないといけないのよ!?」


「アンナさん。指示には従いましょう?俺はそれで大丈夫っす!!」


アンナさんはやっぱり納得していないようだ。

何でこんな子を雇ったんだろ…?

俺は立ち上がり、手を出す。


「とりあえず、今日は遅いし、明日からよろしくね?」


「オッケーっす!!」


「…ユシュ―ク様のためだから、しょうがないわね。よろしく。」


二人は俺と握手をした後、店を出て行った。


◇◇◇◇◇


「アンナ様ぁ~!さすがにあの態度は改めてくださいよ~!」


「ほんと、ユシューク様は何であんな男を気に入っているのかしら。」


「……アンナ様。ユシュ様に関わることができた、折角のチャンスを自身から手放すような真似は、どうかおやめください。」


「えぇ、わかっているわよ…。ユシュ―ク様専属、執事学校首席で卒業した王宮筆頭執事アルタイル・イーグル。」


「そういっていただき、安心しました。四大公爵の一人、アンタレス公爵家の一人愛娘、アンナ・アンタレス様。」


「…ほんと、貴方って堅苦しいの似合わないわね?」


「ははっ!そうっすかねぇ?褒め言葉として受け取ります!」


「えぇ。貴方はそれでいいわ。…同じ同僚として、よろしくね?アル。」


「よろしくお願いするっす!アンナさん!」


うす暗い光に照らされながら、二人は貴族街へと消えていった。

読んでくださりありがとうございます!


下にある、☆☆☆☆☆を塗っていただけるとありがたいです!


また、感想、ブックマークもよろしくお願いします!


Twitterやっています!

⇒@Mirai_Kae0612

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ