15話 従業員
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オープンしてから数日。人の足は徐々に増えていき、並ぶまではいかないが席の半分以上が埋まるような形となった。
「ユシュ!今日も来てくれたんだね!ていうかほぼ毎日じゃないか?」
「皆勤賞でも狙おうかな?」
ユシュは笑いながら紅茶を飲んでいる。
ユシュは一瞬周りを見てからまた話し始める。
「それにしてもこの人数を一人で裁くのは大変そうだな?」
「そうだね。さすがに、連日これだときついな…」
「そういうと思った!ていうわけで従業員雇わないかい?」
「確かに人手はめっちゃほしいけど、この店の懐温かくないからなぁ…」
「安心しろ、コーヤ!それは僕が持とう!」
「えっ!?‥‥いや、待て。俺はお客様にお金を借りなくてはいけないくらいだったら、従業員は雇わない。せっかくの申し出だが、断らせていただくよ。」
「あはっ!コーヤって面白いね!皆お金に目がないのに、人に断られたのは初めてだ!ん~そうだな…じゃあ友達としてならどうだい?」
「友達?」
「あぁ、客っていう立場からじゃなくて友達っていう立場から君にお金をあげよう!」
「え~…ん~………じゃあ、お言葉に甘えて借りようかな…?」
「あげる」
「借りさせてもらいます」
「…長くなりそうだね?開店後また話そう!」
「あぁ。そうしよう。」
俺は18時になり、閉店作業が終わった後、机に向かい合い話すことになった。
「で、話の続きだけど、お金の貸し借りが嫌ならば、従業員を僕が雇って、君のもとで手伝うようにお願いしよう。」
「ん~?それもお金の貸し借りにならないか?」
「…僕はこのお店と君を気に入っている。そのための投資とでも思ってくれないか?」
「わかった。ありがとうございます。」
俺は机に頭をつけるほど、頭を下げた。
ユシュは紙を用意する。
「どんな従業員が欲しいか、教えてくれ。」
「え~、男女は問わない。服装は問わないが、こちらが支給したエプロンはつけてもらう。紅茶が好きな人。他には…ないな。」
「それだけで大丈夫かい?」
「えっ?少ないか?」
「いや、この感じだったら、明日にでも雇えそうだ。ちゃんと、変な人は選ばないから安心してくれ。」
「うん!ありがとう!!よろしくな!!」
ユシュは茶髪の青年と共に帰っていった…。
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