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プロローグ 彼の嘘とわたしの本音
よろしくお願いします!
「可愛いシャロン。大好きだよ」
嘘つき。
「キミの夫になれる事が本当に嬉しい」
本当は今でも、お姉さまの事を愛しているのでしょう?
「愛してる……」
今日も彼はわたしに、息をするように嘘を吐く。
「エリオット様、わたしも大好きです!」
でもこれは本当。
昔から胸の中の宝箱に大切にしまい続けた
わたしの本当の気持ち。
わたしの婚約者は嘘つきで、
愛していないわたしに愛を囁くけれど、
わたしはべつに構わない。
だってそんな彼を愛し続ける方法を知っているから。
それは自分の気持ちに素直になる事。
わたしが彼を好きなのは本当の事だから。
だからわたしは今日も全力で彼に愛を叫ぶ。
「エリオット様大好き!愛してますっ!!」




