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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

叶わぬ願い

作者: 俺ンジ

夏休みの課題のために急いで書いたものなので、出来はすごく悪いです。

7月7日。その日、俺は死んだ。


今日も7月7日。いわゆる七夕と言われる日だ。願い事をすれば叶う。なんて言われてはいるが、俺の願いがかなったことはない。毎回、同じことを願っているのに、一向に叶う気配はない。


「さて、今日はどんな一日になるかな。」

願いを込めて、そうつぶやいた


朝、学校に行くための準備をし、朝食を食べ、家を出る。

学校の近くの交差点が見えてくると、周りに警戒し始める。

その瞬間、小学生がぶつかってきて、交差点に押し出された。


今日も7月7日。七夕と言われる日だ。


学校の準備をし、朝食を食べ、外に出る。

また、あの交差点が近づいてくる。

トラックが歩道に突っ込んできた。


今日も7月7日。俺の願いだけを叶えてくれない、七夕の日だ。


「これで、何回目だろうか。」


10回くらいまでは数えていたが、数えるのがめんどくさくなり、数えるのをやめてしまった。

数えていたとしても、今の状況はなにも変わらないのだから。


また学校の準備をし、朝食を食べ家を出る。

また交差点が見えてくる


今日はどんな死に方をするのだろうか。


また、死ぬんだ。



今日も、今日も、今日も。


俺は、7月7日に閉じ込められている。


「あれ、」


初めて見る景色、初めて見る顔、

俺は、交差点を超えて、校門の前まで行けた。

初めてだ。

そこには、初めて見る人がいた。


今までにはなかった出来事。

もしかしたら、この呪いから解放されるかもしれない。


「あの、」


今日も、7月7日。

七夕と言われる日だ。

願い事をすれば、叶うと言われている。

俺の願いは叶ったことはないけれど、

いつも同じことを願っている。

叶ったことはないが、なぜか願ってしまう。


俺の願いは、

『本当の死を…』


今日も、7月7日。





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