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最凶の料理人  作者: STKT
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第一話 光に包まれて

今日は我が社クロガネコーポレーション[クロガネ(株)]の総決算の日である。

『これにて本年度の我が社の業務内容並びに収支報告を終わります。最後に社長から何か一言頂きたいです。』


「社長。社長!起きてください。最後くらい締めて下さい!」

「ふわぁ〜。ん?もう終わりか?今回はやけに早いな。んー……。オレは明日からは社長じゃなくて会長になるから、ツトム!次期社長としてお前から一言もらって締めよう。任せた。」

「指名を受けたので私から一言申します。」


そう言って立ち上がったのが次期社長に任命したツトムだ。

オレは今日までクロガネ(株)の社長を勤めていた黒金鋼クロガネ コウであり、オレの右隣に居るのが秘書兼俺の嫁(予定)の白金紗也シロガネ サヤだ。


クロガネ(株)は今年で創設10年になる。

15歳の時に投資で成功して、20歳の時に会社を立ち上げ、10年間で数多くの実績を重ね……主に料理での個人プレーで会社を運営し、今ではレジャー施設、レストラン、カフェ、色々と積み重ねたがこの10年目を節目として社長を辞して会長になり自分の好きな事をするつもりだ。

『それでは、以上をもちまして今年度の総決算報告会を終了致します。社長!10年間私達を支えて頂きありがとうございます。』


とりあえず、うなずいておく。

さて、会議も終わった事だし「サヤ、帰るぞ!母さん達が待っているしな。」


そして、俺達は車で帰路に着いた。


黒金家と白金家はどちらも武家屋敷であり、隣同士でもある。道場を境に繋がっている。


「あれ?鍵開いてない。コウの方は開いてるー?」


「ん?こっちも閉まってるな。こういう時の為に鍵を持ってるから入れるぞ。」

時刻は現在18時過ぎ、二人とも会社に行くのを伝えたうえで家を出たのに戸締まりをするには早すぎる。


俺とサヤは黒金家の方から入り、玄関には一応鍵をした。誰も来る予定ないしな。


「ねぇ、もしかして明日の為に私達へのサプライズかな?」

「いやー。どうかな、俺ん家は計画性なさすぎるから違うと思うんだよな。」

明日の事とは俺とサヤの結婚式の事である。

「それにしても、家の中から人の気配がしないな。

お!テーブルの上に何かあるな。」

テーブルの上には書き殴った文字で道場に来いの一言のみ。そして、サヤの刀と俺の手袋と調理道具一式が揃えて置いてある。


「うーん。意味がわからん。なんでサヤの刀と俺の手袋と調理道具があるのか、まあいいか。とりあえず道場に行くか。」


俺は両手に手袋を着けて右手に黒いアタッシュケースを持ち、サヤは腰ベルトをして刀をベルトに差し。

二人は会社帰りの為、コウは黒いスーツでサヤは白いスーツである。やべぇヤ○ザの図。


二人で道場まで向かい、道場に入る前にドアを2回ノックして開ける。


「父さん、母さん ただいま戻りました。今日は何のイベントですか?また山篭りですか?」


「おう!コウにサヤ!来たか。待っていたぞ。予定より早いな。山には行かんぞ!山よりは楽しい…?場所ではあるぞ、二人とも早くこちらに来い。」


父さんの手招きする所には母さんとサヤの両親もいる。

ただ、四人の格好が普段着じゃないのが気になる。

父の勇次ユウジの背中には愛用の大剣が、ソフィアの手には大きなアメジストの着いた杖、サヤの父親のアレックスさんは両手に手袋と左腕に手甲のようなものがあり、母親の詩織シオリさんはスタイリッシュな格好だが、腰ベルトに2本の刀と背中にも1本背負っていて、右手にはフライパンが握られている。


訳がわからないが、サヤと二人で四人の場所へと向かう。

「コウちゃん、サヤちゃん。こちらにいらっしゃい。何も恐がらなくてもいいのよ?」


母さんが言うのであれば大丈夫だろう。

そして、四人の元へ辿り着くと母さんを中心に円状の光が広がり六人は光に包まれて飛んだ。

初めての投稿なので不慣れな点と不定期更新になりますがご了承下さい。

誤字脱字等がありましたら指摘してください。

一応、確認してるのですが見落としあるかもです。

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