13日目~夜~ 女性陣会話
「ぷはあ!麻美ちゃん~。何で言わないの?
チャンスでしょ?明日は悠斗君は
ベースキャンプにいてくれる
告白するチャンスだよ!!」
寝室で裕美は呆れ顔で麻美を見ている。
「ううん…せっかくいい関係なのに、
告白して壊れたら嫌だから、このままでいい。」
顔を真っ赤にして目を背ける麻美を
裕美はベットに押し倒す。
「ひゃ!?裕美さん?」
麻美は裕美を見つめる。いつもと違い真剣な
眼差しで裕美はじっと麻美を見ている。
「じゃあ…私が悠斗に告白してもいいかしら?」
「え…?」
予想外の言葉に息を呑む。
「私、結構好みなんだよね。意外と頼もしいしさ。
麻美ちゃんが頑張ってたから言わないつもり
だったけど、このままでいいって言うなら
私が先に頂いちゃうよ?」
突然のライバル宣言に麻美は何も言えなくなる。
「いいの?」
裕美は真剣な眼差しで麻美を見つめる。
「…はい。」
あまりに真剣な眼差しに
麻美はそれ以上言えなくなる。
「…そっか。じゃあ、朝まで出てこないでくれる?
私、まず付き合う前に身体の相性を調べるのよ。
麻美ちゃんには刺激が強すぎるでしょ?」
「え…?それって…。」
「私は我慢してたの。男性恐怖症の貴女と違って
私はそういう事が好きなの。じゃ、せいぜいここで
イジイジしてなさい。」
そう言って裕美は部屋を出て行く。
「…私…私は。」
麻美はベットにうつ伏せになり、自分の気持ちを
整理しているのであった。