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5日目~夜~

帰り道に中央管理センターに寄っていき、

食料の買出し動きやすい靴などを

購入していく。


そして念のためにあるアイテムを購入する。


買い物を終えた俺達は歩美の

ベースキャンプに戻る。


そこで歩美は今ある材料で

結構なご馳走を作ってくる。


「美味い!歩美は料理が

本当に得意なんだね。」


俺が誉めると顔を赤く染めて

歩美は下を向いてしまう。


「そんな事ないよ…。美味しい?」


「もちろん!!!」


久々に楽しい食事をした気がする…。


俺は彼女の料理をきれいに

平らげたのだった。


彼女と出会ってまだ数日しか

経っていないが、どんどん彼女の存在が

俺の中で大きくなっていく。


しかし、明日は危険な作戦を

彼女としなければならない。

本当によかったのだろうか?


食器の後片付けをしている

楽しそうな歩美の背中をじっと見つめる。


「歩美…?」


「悠斗君どうしたの?今食器片付けて…」


俺は背後からそっと歩美を抱きしめる。


「ゆ、悠斗くん!?」


「やっぱり…歩美を危険な目に

遭わせたくない。この作戦はやっぱり…」


歩美は食器を置いてこちらを振り向く。


「ありがとう悠斗君。でも、やっぱり

自分の問題でもあるし自分の力で

解決をして終わらせたいの。」


歩美は微笑み、俺の頬に両手を

そっと触れるように差出し…


ゆっくりと確かめ合うようにキスをした。


「ん…。」


どのくらいキスしていたのだろうか。

どちらともなく離れる。


「歩美…。」


「悠斗君、好きだよ。私を守ってね。」


明日に備え、早いうちに寝ようとして

2人でベットに入るが、中々寝付けない。


歩美はもう寝ているようだ。


俺はさっきのキスの感触を思い出していた。

駄目だ!寝ようと思っても全然寝れない!


「…悠斗君、起きてる?」


不意に歩美に声を掛けられ心臓が高鳴る。


「お、起きてるよ…。」


何とか平静を保とうとしているが

残念ながらバレバレみたいだ。


「あは、悠斗君もドキドキしてたんだね。

私だけかと思ってた。」


彼女はこちらのほうに寝返りを打って

俺を見つめてくる。


「そりゃあ…俺だって緊張するよ。」


「そっか…悠斗君私ね、もっと悠斗君を

知りたいんだ…。」


「それって…。」


「うん…お願い。」


どちらともなく抱きしめあう。

心臓の音がドクドク響く。


俺達はお互いを求めるように

愛を確かめ合った…。

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