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新しい世界と出会い
一話完結目指してます。
はじまりの話です。
ドアノブを捻る。
僅かな隙間から、異なる空気が、異なる光が流れ込んでくる。
新しい世界だ。
謎と危険に満ちた、きっと想像もつかないような世界。
次の扉で死ぬかもしれない。
それでも僕は、、、
あの日の約束がある。
あの日の誓いがある。
まだ胸に残っているから。残っているうちは。
死んでも構わない。
生きるのも嫌じゃない。
どっち付かずの僕の生き方は、、、
鳥のようにも見える歪な何かが、僕に向かって鳴いた。
意図するところは、警戒か、歓迎か。
ーー気にしないさ。
鳥似の何かに手を振った。
そいつは、ふいに羽ばたいて、僕の肩の上にのっかった。
喉元を擽ると、身を捩って羽を開く。
ーーおいでよ。僕と一緒に行こう。
応じるかのように、そいつは鳴いた。
僕の頭上を旋回している。
何故か、楽しい気分になった。
さぁ、行こう。
短文失礼しました。
これからも短かったり長かったり、まちまちだと思います。
よろしくお願いします。