悪夢の再来
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僕はやはり学校に向かう途中あのことが気になった。『…やっぱりおかしい…人一人が死んでるかもしれないんだぞ!?やはりたしかめるしか…』
そう思い僕は昨日の場所に向かった。
『何でだよ!!どうしてなんにもないんだ!?』
あんなに冷たく流れていた血は一滴残らずなくなっていた…そして死体も…。気味が悪くなってきた…。
一刻も早くこの場を立ち去りたかった…。早く学校に行こうと思った。急ごうと思い振り返ったその時、
「キャッ…」
人とぶつかってしまった。しかも、相手の人は転んでしまった。僕は急いで謝った。
「スミマセン…大丈夫ですか!?」
よく見るとその子の姿は僕が通っている学校の制服だった。しかし僕は見たことがない娘だった。髪が肩にかかるくらいあって、身長は少し低めだった。あと眼鏡をかけていた。
「こちらこそスミマセン。私が気ずいていれば…それより早く学校に向かわれたほうがいいです!!遅刻になってしまうです。」
そうだった!!すっかり忘れていた。僕は急いで学校に向かった。
…なんとか遅刻にならなくてすんだので安心して席に座った。チャイムが鳴り先生がきてまず出欠をとり、
「今日は一人欠席しているみたいだが転校生がきたぞ!!」
僕はこんな時期に転校生がくるなんてめずらしいと思った。そして教室に入ってきたのが今朝ぶつかった娘だ。
「初めまして、私の名前は友坂 由里っていいます。よろしくです。」
軽く挨拶が終わり友坂さんの席は僕の隣に決まった。僕は友坂さんに軽く挨拶をかわした。友坂さんは、
「今朝会った人ですね!?同じ制服だったからまた会えると思いました…良かったら名前を教えてくださいです。」
「あの時はごめんね…僕の名前は、川上 良だよ。好きに呼んでください。」
友坂さんは『わかったです』と答えて僕に質問をしてきた。しかしその内容が、
「今朝どうしてあんな所でいたんですか?」
最悪だった…思い出すだけでも震えが止まらない。とにかく僕はなんでもないよと答えた。本当はあった…あんな大変なことが…。