第6話『激突』
桃太伝の続編ですので、桃太伝を見てないと内容がわからないと思われます。
できれば、桃太伝をお読みになってからこちらを読んでください。
あらすじ
桃太郎の子孫である桃太が仲間とともに悪の軍団、鬼王軍を倒してから数ヶ月後…
桃太たちは声を聞いて外に出た。
「じじー。今日は結界を解いて貰えるんだろうな」
崖の上の男が言う。
「ならん。貴様らを外に出せば、また大きな争いになる。それだけは
防がねば」
「外に出られないんですか」
桃太が聞いた。
「この島が結界に守られているのは知っているだろう。それは外からの侵入を
防ぐだけでなく、中からの出港をもはばんでいるのだ」
声の方を見ると、
「お、おまえは鬼王」
そこには鬼王と九龍がいた。
「おっ、見かけねえ顔がいるなぁ。また、じじい共が助っ人を連れて来たか」
男の一人が桃太たちを見つけて言う。
「フン。どんな奴を連れてこようが無駄だ」
「おぉ、ずいぶん余裕だな。オレが相手になってやる。かかってこいよ」
半蔵は前に出て言った。
「馬鹿なやつだ」
男たちのリーダーらしき人物が言う。
「よう。俺にやらせてくれよ」
「かまわん」
「へへっ、いっちょ遊んでくるか」
そう言うと大柄の男は崖から飛び降りた。
「遊びになるといいがな」
半蔵も言い返す。
二人は、かまえると同時に飛びかかっていった。
お互いパンチを繰り出した次の瞬間、半蔵は顔面を殴られ後ろに吹き飛んだ。
「半蔵さん!」
「半蔵殿!」
桃太と新之助は吹き飛ばされた半蔵を見て、すぐ敵を見返すと
そこにはさっきの男はいない。
「後ろです」
左近が言う。
男は素早い動きで二人の後ろに移動して、桃太と新之助を左右に薙ぎ払った。
二人は気づくのが遅く男の拳により左右に吹き飛んだ。
『火炎弾』
左近の術が男の背中に直撃した。大きい爆発とともに煙が立ち昇る。
煙がおさまると、男が立っていた。
「脅かしやがって。ビックリしたじゃねえか」
男は無傷だ。
「!」
左近が驚いていると、男は頭から飛んできた。そして、そのまま左近の腹に
頭突きが入る。
「うっ」
桃太たち4人は大きなダメージを受けて立てない。
「もう終わりか。お前の言うとおり遊びにもならなかったな」
男が言う。
「じじい、どうする? もう助っ人はいないぞ。まだやるか」
リーダーの男が言った。だが族長は黙っている。
「そうか、しかたない。やれ」
その号令とともに十数人の男たちが現れ、襲ってきた。
「ま、待ってくれ」
男たちは止まる。
「やっと結界を解く気になったか。では解いて貰おうか」
「いいだろう。しかし、条件がある」
「条件?」
「さよう。一ヶ月後、我々と勝負をして勝ったら結界を解いてやろう」
「いいだろう。で、どんな勝負だ」
「七対七の勝負で四勝した方が勝ちとするのはどうじゃ」
「わかった。では、楽しみにしてるぞ」
そう言うと、男たちは消えて行った。




