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第4話『因縁、再び』

桃太伝の続編ですので、桃太伝を見てないと内容がわからないと思われます。

できれば、桃太伝をお読みになってからこちらを読んでください。


あらすじ

桃太郎の子孫である桃太が仲間とともに悪の軍団、鬼王軍を倒してから数ヶ月後…


 城の前までやって来た二人。


「ややっ? そこにいるのは桃太様ではございませんか」


 門番の一人が気づいた。


「ど、どうも」


「殿に会いに来たのですね。ささっどうぞ、お入りください」


 そう言われると桃太たちは城の中に案内された。そして、天守閣に行くと、


「いやー、桃太殿、ひさしぶりでござるな」


 新之助が一番に出迎えてくれた。


「よっ」


 半蔵は寝ころびながらあいさつをする。


「新之助さん、半蔵さん! 本当にお久しぶりです」


 四人は再会を喜び合って会話がはずんだ。そして数分間しゃべったとき、


「じゃあ、今夜は盛大にやりましょう」


 新之助は宴の準備をさせるために家来を呼ぼうとした。


「い、いや。ちょっとそういうわけには……」


 桃太が困った様子で言う。そして、いままでの経緯を話した。


「……」


 新之助は黙って聞いていたが、話が終わると重い口を開いた。


「お断り申す」


「新之助さん」


「桃太殿には悪いが、父上を殺した憎き敵に力を貸すなど死んでもできんでござる」


「でも、そこを……」


「くどい。もう、帰ってくだされ」


 新之助はそう言うと背を向けた。半蔵と左近は黙って二人の話を聞いていて

口を出す様子はない。


「わかりました。無理なことを言ってすいませんでした」


 桃太たちはあきらめて、城をあとにした。


「新之助さんの気持ちを考えると、しかたないですよ。ここは、我々だけで

なんとかしましょう」


 左近が言った。



 そのころ城では、


「おい、いいのか? いっちまったぜ」


 半蔵が新之助に言う。


「……」


 新之助は黙っている。


 そして、桃太たちは犬丸の所へと戻ってきた。


「どうだった?」


 首を振る桃太。


「そうか」


 残念がる犬丸。すると、後ろのほうで物音が。


「!」


 そこには新之助がいた。


「新之助さん、なんでここに?」


「いや……」


 口ごもる新之助の前に犬丸は飛び出し、土下座をする。


「頼む、力を貸してくれ。 このオレはどうなってもいい。 だから頼む」


「では、斬られても構わないと」


 新之助は刀を向けて言った。


「ああ」


 犬丸は目をつぶっている。


「いいでござろう。 ここは桃太殿に免じて力を貸そう」


「か、かたじけない」


 犬丸は深く感謝した。


「めんどくさい男だぜ。 初めから協力するために、ここに来たのによ」


 そう言いながら、半蔵は現れた。


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