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第2話『都へ』

桃太伝の続編ですので、桃太伝を見てないと内容がわからないと思われます。

できれば、桃太伝をお読みになってからこちらを読んでください。


あらすじ

桃太郎の子孫である桃太が仲間とともに悪の軍団、鬼王軍を倒してから数ヶ月後…

 犬丸の話を聞いた桃太。


「それにしても酷い話だ。穏健派の人たちはただ平和に暮らしたいだけなのに。

それじゃあ、早く助けに行こう」


 桃太は言った。


「それはありがたいが、一人だけじゃ太刀打ちできん。できれば他の仲間にも力を

借りたいんだが……」


「わかった、頼みに行こう」


「かたじけない」


「まずはあそこに……」


 桃太たちは旅の準備をし、翌日に家を出発することにした。


「また行ってしまうのかい?」


 桃太の母が言う。


「ごめんよ、かあさん」


「家のことは心配せんでいい。行ってくるがよい」


 祖父が言った。


「気をつけてね」


「じゃあ、行ってきます」


 桃太はそう言うと出発する。しばらくして、


「吉備、これから会いに行くという男とは?」


 犬丸が聞く。


「そういえば犬丸は知らなかったね。これから会いに行く人は白雉 左近さんと

いって、この前の戦いで出会った都で陰陽師をしている人なんだ」


「そいつは強いのか?」


「もちろん、すごい力を持ってるよ。だから左近さんに会うには都に向かわないと」


 まず二人はここから一番近い都に向かって歩いていた。



 一週間後。


「ここが都……」


 驚く桃太。だが、それも無理はない。都は巨大で町並みは色鮮やか、人々も

気品高く、まったく別の世界だ。


「さぁ、行こう」


 歩みを進める犬丸。しかし、


「止まれ!」


 怒鳴る声が。


「なんだ?」


 そこには門番がいた。


「お前たちは何者だ」


「いや、ちょっと知り合いに会いに」


 桃太が言う。


「それは誰だ?」


白雉はくちさんです」


 桃太は答えた。


「はっは〜。お前たちみたいなやつが白雉様と知り合いなわけなかろう」

 門番たちは笑う。


「あやしいやつらめ。ひっとらえよ」


 一人の門番がそう言うと他の門番が近づいてきた。とその時、犬丸は動く。


「うっ」


 犬丸は二人の門番に打撃を与え、気絶させた。


「なに? 手向かうのか。曲者だ〜、であえ〜」


 門番がそう言うと、門番たちが攻撃してきた。


「ちょっと待って」


 桃太は言うが止まりそうもなく、しかたないので応戦する。


「ぐわっ」


 門番は次々に倒れていく。すると、


「なにごとです?」


 一人の男が現れた。


「そこにいるのは桃太さんではないですか?」


「あっ、左近さん!」


 それは白雉 左近であった。



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