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第12話『三回戦』

桃太伝の続編ですので、桃太伝を見てないと内容がわからないと思われます。

できれば、桃太伝をお読みになってからこちらを読んでください。


あらすじ

桃太郎の子孫である桃太が仲間とともに悪の軍団、鬼王軍を倒してから数ヶ月後…


「?」


伝ノ介は無傷だった。


「策を練っていたようだけど、おれっち自身が雷属性なんだから

自分の技をくらっても平気だぜぃ」


 余裕の伝ノ介。


「今度はこっちの番だ」


 伝ノ介は水たまりにこん棒を叩きつけた。その勢いで水しぶきが

犬丸に飛んでゆく。


 犬丸は腕で顔を隠し、ぬれないようにしたが、全身が痺れた。

その水しぶきには電気が帯びていた。


 犬丸が一瞬、動きを止めた時、伝ノ介はこん棒で腹を横殴りにした。


「しまった」


 犬丸はふき飛ぶ。


「トドメだ」


 伝ノ介は高くジャンプしてこん棒を投げつけた。


 犬丸は、なんとか避ける。そして、伝ノ介が武器を手放したことで

チャンスと見た犬丸は反撃しようとした。


 ところが伝ノ介は次の攻撃に入った。


残堕サンダー


 そう言うと大きな雷が地面に刺さったこん棒に落ちる。


 犬丸は黒こげになった。


「一勝いただき」


 伝ノ介はこん棒を取りに犬丸の横まで来た。すると、倒れた犬丸は

伝ノ介の足をつかむ。


「!?」


「へヘッ、タダじゃ負けない。お前も道連れだ」


 犬丸は最後に奥の手を出す。


みず爆破』


 そう言うと、犬丸の周りは水蒸気爆発した。

その水蒸気が消えると二人はやけどを負って倒れている。


「犬丸!」


 叫ぶ鬼王。


「またしても引き分けか」


 相手リーダーが言った。


 二人はやけどを負っているため救護班の村人が治療のため

運んでゆく。どうやら命に問題はなさそうだ。


 次に第三回戦目。


「わたくしの名は白雉 左近」


「オレは明神 水無すいむだ」


「それではいいな? 始め」


 村長の掛け声とともに始まる。


 まずは水無から攻撃した。水無の武器は2丁拳銃で、

拳銃からは水の弾が発射される。


「!」


 左近は避けた。そして、後ろを見ると岩には穴が開いている。


 水無は連射した。


『土防壁』


 左近は土の壁を作って防ごうとしたが、壁はハチの巣になる。

左近は壁の後ろから逃げ、


『土防壁』


 今度は三重の壁を作る。


「無駄だ」


 水無は連射した。三重の壁は少しづつ削れていく。そして、

とうとう粉々になった。


 左近はというと、目をつぶって集中していた。

しかし、水無の水の弾は当たっていない。左近を見ると周りに球体の

バリアのようなまく が張っている。それが攻撃を防いでいた。


「あれは」


 桃太が言った。


「あれは自然の力を吸収しておるんじゃ」


 見物に来ていた、左近に修行をつけたお爺さんが言う。


「自然の力は、ただ樹木や大地から力を吸収するだけでなく

相手の属性の力をも吸収できるんじゃ」


 そう、左近の周りにあるのは相手の攻撃を防いでいたのではなく、

吸収していたのだ。


「!」


 左近は目を開き、扇子を持った手を前へ出す。


天地てんち来同らいどう


 扇子の先にエネルギーの塊ができ、そこからエネルギー波が出た。


 水無は銃を連射したが、エネルギー波に飲み込まれていく。


「うあああ」


 水無は直撃を受け、戦闘不能に。


「そこまで、勝者 白雉 左近」


 村長が言う。


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