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もし『はてしない物語』がダークファンタジーなら

作者: 白夜いくと
掲載日:2026/02/16

 SNSの方で「ファンタジーとダークファンタジーの違いってなんだ。例えば『はてしない物語』なら、ダークファンタジーの場会、どんな展開になるんだ」と言った趣旨の投稿をしました。


 思いの外、反応があったから記念に覚書を書こうと思い、このエッセイを投稿します。


 先ず『ダークファンタジーのイメージ』を頂きました。ダークという点から「呪術的・血みどろ・ご都合主義なし・命の価値が軽い」などという意見がたくさんありました。


 恐らくですが、ダークファンタジーの概念もファンタジーの概念も、海外ヨーロッパから来ていると思うんです。


 面白い意見がありました。ダークファンタジーのダークな部分は『暗黒時代(資料なき世界)』をイメージすると分かりやすいというものです。


 なるほど、古代ローマ帝国や古代ギリシャが崩壊したあとの混沌の世の中の世界観にロマンやワクワクを感じる人が居るのだな、と私は考えました。


 日本的価値観(物語の土台)とは大きく違うから、刺激があって良いのかな!


 主人公は忌み嫌われながらも暗躍し、人々の生活を支えている。そう、忌み嫌われながらも(だいじなので2回言った)

 

 アイテムや錬金術なども、キーになってくるとは思います。


 ここまでで分かったことは、


①主人公でさえ死ぬ可能性がある

②キーアイテムにも呪いや負荷がある

③ドラゴンとは基本仲良くならない

④ご都合主義が無い、無慈悲


 この4つに絞りました。そのうえで『はてしない物語』(ダークファンタジー版)ならどうなるかを勝手に考えました。


 面白い展開になるだろう。そう考えていました。


 例えば、アウリンを巡ってファンタージエン、強いては現実世界で争いが起きる。そして血みどろの歴史が生まれる……。


 などと考えていたのです。


 しかし、バスチアンが記憶を失った章や、アトレーユとバスチアンの内戦描写や採掘坑のシーン等も、十分ダークなのではないかと指摘が入りました。


 バスチアンが記憶を失った章はディストピア的だったし、内戦描写も採掘坑のシーンもゾクゾクしました。ハッピーエンドだって知らなかったら読むの辞めるくらいブラックです。


 いや、ダーク?


 そうです。

 エンデ氏は、アウリンという超ご都合主義アイテムをバスチアンに授けながら、副作用までキチンと描いていたのです!


 それらの要素が揃ってはじめてバスチアンは成長でき、父親とも向き合いコリアンダーに本を返します。

 

 むしろ、『ネバーエンディングストーリー』の現実世界にフッフールを持ってきた展開のほうが後々ダークファンタジーになり得ますね。

 (アウリンの力を知った者たちがアウリンをめぐって争い合うかもしれないから)


「当時のファンタジー小説の中には、ダークな要素たくさんあるよ!」  


 という指摘もありました。やはり読んでいる本が少ないと、こうなりますよね。



 結論を言えば、ファンタジーの中にもともとダークファンタジー的な要素は入っていることになります。元は『ファンタジー』な訳ですし。


 ダークファンタジーという概念を明確にする要素は「ひとことで表せない」という答えに行き着きました。回りくどいですが、それらしい答えが出せなかったんです。


 読んでいるのが『はてしない物語』のみなので、本来ファンタジージャンルを語ること自体も烏滸おこがましいのですが、せっかくいろんな意見をくれた方が居たから、忘れないうちに一つのエッセイにしたかったのです。


 私がもっと賢ければ、それなりのものが書けたと思うのですが、こういうのしか書けませんでした。


「我こそはダークファンタジーの申し子なり!」


 という方に首を斬り落とされそうなエッセイですみません。





 反応くださった方、ありがとうございました。いろいろな意見が聞けて、楽しかったし勉強になりました!

最後まで読んでくれてありがとうございます!

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