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異世界転生録 -Aladdin-  作者: 双目 燈


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Ep39 龍の秘薬

今朝からまた熱を出したリダーと闇龗が額を合わして目を閉じている。高龗によるとリダーの魂が零れる音がするとの事だそうだ


「リダー殿の魂を納める器にヒビが入っています…このまま魔力を使ってしまうと死んでしまいます。ですが数ヶ月休めば治るはずです」


「他に何かできることはないのかい?」


「龍の秘薬なら少しだけ安定しますがもう材料がなくて…龍化して今からでも取ってきます」


「ダメだよ兄さん!兄さんもボロボロじゃないかそれに龍化の気が持たないよ僕も仙龍術で気が回復してないし」


「他の人にお願い出来ないかい?」


「皆、龍化して逃げたので気がまだ回復してないかと…」


「その材料はどこにあるんだい?」

「ここから西に行ったところに咲くエキセアという花が必要なのですが…」


「そうか…行ってくるよ」


「お待ちください!歩きだと行き帰り2日はかかりますよ」


「少しいい考えがあるんだ、大丈夫一日で帰って来れると思うよ」


ジーニアスは転移魔法を使い何処かへと飛んで行った

そこは先日見た家だった扉を遠慮なく開くと風呂上がりのカルアがいた


「やぁカルア!」


「おや?思っているより早い帰りだね」


「いや、ちょっと休憩に戻っただけだよ?」

そう言ってそーっと箒に手を伸ばす


「魔女相手に嘘とは勇気があるみたいだね?箒が欲しいのかい?」


魔法で椅子に座らされ拘束される。


「まぁ、着替えてくるから少し反省するんだね?フフ」


「魔法で着替えないのかい?」


「あまり魔法に頼るのも面白くないからね」


そう言って2階に上がっていくのを見届ける


よし、今なら盗めるな!

うーん、やっぱり拘束は取れないな。あの化け物を怒らせるのは気分がいいがまぁ今はリダーの為だ


身体を大きく揺らして椅子と共に倒れると頑張って舌を伸ばしたりし箒の柄を触ろうとすると箒が運良く倒れてきた!

こんな魔法みたいな事もあるのか!


箒の柄を歯で噛んで転移魔法を使い龍の里に帰る


里に到着すると闇龗が声をあげる


「どうされたのですか!?」


彼の目の前には、椅子に座ったまま拘束され箒を噛んでいるジーニアスが映っている

ジーニアスは箒を口から離してお願いをする


「これ、外してくれない?」


闇龗に外してもらうとカバンを取りに行き箒に跨る。

確か魔力を流せば…!よし浮いたぞ!


「じゃあ行ってくるよ!」

「え!はい!お気をつけて!」


魔法の箒で森の木々の隙間を抜け飛んでいくこの調子なら昼くらいに着くだろう!待ってろよリダー!



墜落した。調子に乗って慣れてない箒の操縦で飛んでいると木にぶつかってしまった。それだけならいいものを箒を折ってしまった。

ただいまかなり反省中だ


森の木々をこれほど恨んだ日は無いだろう。アラジンが居たら呆れられるだろうな…よし、そろそろ歩いて向かおう。


コンパスを見ながら西へ向かって歩いていく何も無い。久しぶりの優雅な旅だ。森の木々が揺れる音、魔法動物の鳴き声が森に広がる


気持ちを前向きに森の中を突き進んでいく


長いこと歩いた。そういえばエキセアの花の特徴を聞くのを忘れていた。まぁ恐らく群生地があるはずだ、それっぽい花を摘んでいこう。


木々を抜けると一部、紫色の綺麗な花が咲いていた。


これかなぁ、ある程度摘んだら他の花を探そうか。木々の隙間から木漏れ日が入っていてとても綺麗だ。よしこの調子で取っていくぞ!


倒れた苔の生えた長く経ったろう木の下に花のようなものが見えるので手を伸ばしてみると残念ながらキノコの生えた鼠、魔法生物のマッシュルームムースだった。


こいつらは危険を感じると背中のキノコを落とし逃げるんだけど、このキノコがまた美味しいんだよな…よし持っていこう。


数々の花を取っていると雨が降ってきた上にもう夕暮れだった。まぁ一晩越すのは構わない空腹も我慢できるが、せめてこの雨を凌げる寝床が欲しいな


そういえば道中に洞穴があったのを思い出しそこへと向かう。奥が深くないダンジョンでは無さそうだ!よく見ると生き物がいたどうやらフラフィーケルウスの巣穴だったようだ。


「お邪魔するよごめんね」


この暖かい毛皮を持つ鹿は警戒心が薄く人懐っこい希少な生き物だ。座り込むと仲間と温めるために寄ってきて温めてくれた。その日は暖かい毛皮に包まれたまま眠りについた。



朝目覚めるとフラフィーケルウス達は居なかった。有難いことに寒い思いもせずに済んだ。

無事に色んな花を摘んだ事だしあとは帰るだけだ。


また長い森の中を歩いていく。昨日の雨のせいで地面がぬかるんでいる。そのせいか少し体力を奪われていく中、

龍の里へと足を動かした。


龍の里に着いたのは夜だった。

「帰ったよ〜…」


「おかえりなさいジーニアス殿!ご無事でしたか!」

「心配しましたよ、もっと早く帰るものかと思っていたので!」


「いや〜、ちょっとやらかしただけだよそれよりこの花で良いのかい?」


カバンに詰めた花を2人に見せると、


「雑草にキノコ…あっありましたエキセアの花!」


「じゃあそれで龍の秘薬を作ってくれるかい!」


「もちろんです」


「そっかぁ…ありがとう、ぼかぁちょっと寝るよ」


お座敷に転がりそのまま眠りについた

読んでくれてありがとうございます!!

3月の初めは少し忙しいので更新が途切れますがまたすぐに書きます!あと数日頑張るぞ!

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