Ep34 九階層
朝起きるとマテオが食事の準備をしていた。俺は寝てる皆を起こさないようにマテオの元に向かう
「手伝いますマテオ」
「そうか?なら頼むぜアラジン!これを切っといてくれ」
そう言われ渡されたのはダンジョン内に生えていた野草だ、、
「これ食べれるんですか?」
「あぁ!食えるぞ!こうやって魔獣やダンジョン内の植物を使って食費を浮かすんだ!これぞ冒険者の知恵ってやつだな」
冒険者の知恵か…俺たちの旅は干し肉ばっかりだったし、まともな食事が取れるのは村か街に着いた時ばかりだったな…そう考えればジーニアスって料理できないんだな。
どんどん匂いにつられ起きてくる
「おはようございます2人共」
「おはよ」
アーミンとヤン・ミーが起きてきた
「おはようございます」
「私達も手伝います」
「ヤダ」
ヤン・ミーのその言葉にアーミンが豹変する!
「てめぇ、ガキも手伝ってんだ手伝えやこの野郎!」
「…分かった」
正直温厚そうな見た目なのに性格変わるんだな…大人しい雰囲気なのに急に変わるから少しビビるんだよな
「失礼しましたアラジン」
「いえ、もう終わりますので手伝いもいりませんよ」
朝食はサラダに目玉焼き、パンというシンプルなものだった。
全員目覚め皆で朝食を取りダンジョンを進んでいくと地下への道を見つけたが少し困ったものだった。
そこは階段いっぱいに水が詰まっていた。俺が水に触れてみると特段危ない水では無さそうだった。
「これどうやって行くんですか?」
「まぁ見ておれ!」
魔法術式の書かれた紙を取り出す
それを見ながらヘパルトスは魔法を唱えた
『ウェールム・アエリウム』
そう唱え水の中へと向かうと水はヘパルトスを避けるように空気の膜により弾かれる
「ほら、着いてこい」
恐る恐る皆、ヘパルトスに続いていく
階段を降りていくと、次第と景色が広がる
第九階層 海底都市
古い文明なのだろうか、ダンジョン内に都市が築かれている。やはり神が作ったと言われるだけある謎だらけだ。
「あまり離れるでないぞ」
ヘパルトスの指示の元、海の都市を歩いていく。魚は優雅に泳いでいる。
おかしい…魔獣が居ない。
「おかしいです魔獣が1匹もいません」
「この海ですよ、ただいないのでは」
「いえ、海にも魔獣はでます例えば…」
言葉を続けようとすると歌が聞こえてくる。
「オアンネスです!!構えて!!」
奴らはその姿を表す。鱗が虹色に輝きその姿に魅力される。半身人間半身魚の魔獣だ
「我々に敵意はない、人の子らよ」
「喋るのですか!」
「魔獣の言葉です!耳を傾けちゃダメだ」
持っている武器を下ろしこちらを見ているが欺瞞行為だ、その姿もその言葉も!魔獣が獲物を前に襲わないはずがない
「そう怯えなくても良い子供よ。下の階層を目指しているのか?案内しよう」
「おぉ本当か!よしついて行くぞ」
ヘパルトス!?皆、正気なのか!魔獣の言葉を信じるつもりなのか!
俺が怒鳴ろうとすると先生が口を抑える
「落ち着けアラジン。僕らはマギだよ冷静に見るんだ。彼等は何も企んでいないよ」
!?
先生に魔精が寄っている。
そうだ気にしてなかった魔精の動きを!
それに彼等と言った。目の前には1匹のオアンネスだけだが先生は気づいているようだ。
「分かりました…」
俺は頷き、騙された振りをするため構えをときヘパルトスに続いて歩いていく。水中街を歩いてく
「結構きれいですね」
「俺は海が嫌いだぜ」
「確かに幻想的な風景ですね。ここには古代人でもいたんですかね」
「居ない」
「俺の夢壊すんじゃねーよ!!」
するとオアンネスが話し出す
「いえ、いましたよ。ここは元々人々が暮らしていた王国だったのです」
よくもまあベラベラと嘘をつけるものだな。騙されてるこの人もどうかと思うけど。
遠くから見えていた神殿へと案内された。やはり魔獣がコイツら以外見かけない…
「なぁ?なんでお前以外の魔獣がいないんだ」
「あなたがたの為に駆除しておいたのです」
嘘のようだ、恐らくコイツらが食ったんだろう
「そうですかありがとうございます」
「さあ着きましたよ下の階層への扉です。」
そこには人魚の足元に潜水艦の蓋のようなものがあった
あれが下の階層の扉か!
「さーて、そろそろやるかのう!そろそろ出てくるじゃのう」
ニヤッとヘパルトスは笑う
その言葉に4人が背負っていた銃を構える。
「チッ気づいていたか」
人魚は本性と共に隠れていたオアンネスの仲間たちが現れる
「撃てぇ!」
水中を魔水晶の銃弾が飛んでいく
銃撃で人魚たちと戦いつつ前進していく。ヤン・ミーが合図する
「リロード」
ヤン・ミーが銃を装填する間、俺たちで近ずいて来る人魚を撃退し、また進んでいくと下の扉の元へと向かう
無事下の階層の扉へ着くと俺とリダーで力いっぱいハンドルを回すとガコンという音がなり扉が開くと風が吹き抜ける。
俺たちはその中を覗き込むとそこには
「は?空!?」
覗き込む先まばらに大地があり一面が空に覆われていた。
「もう持ち堪えれん飛び込むんじゃ!」
俺は覚悟を決め飛び込むと、皆も続いて飛び込んでいく。
空を落下してる!このままじゃ駄目だ魔法で飛ぶしか、いや!そうだった魔力使えねーんだった!!
「おいジジイ!!このままじゃ全員死ぬぞ!」
「わかっとるわい」
するとヘパルトスはポケットから小さな卵を取り出し俺たちに渡す
「おい!どうするんだよジジイ!」
「そうだぜじーさん!!こっから?」
「死ぬね」
ヤン・ミーの言葉にアーミンとマテオが口を揃えて叫ぶ
「馬鹿野郎!!嫌のこと言うんじゃねー」
「まぁ大丈夫じゃ、そろそろ孵化するぞ」
その小さな卵にヒビが入り、鳥が生まれた。
「魔法動物じゃそやつはアレス、またの名を不死鳥と呼ぶ。そやつらは成長が早くすぐに成鳥へと変わる」
その言葉通り、巨大な鳥へと変貌する
「さぁ、そやつらの足をしっかり掴んでおくんじゃ!」
皆が指示に従うと、ヘパルトスは口に咥えていた笛を吹く。その笛に不死鳥達は反応し浮いた大地へと目指す。
読んでくれてあざます。ちょっとずつ頑張って書きます!




