Ep32 赫猿
これは魔法学院で習うものである
ダンジョンとは2種類存在する洞窟や城など風化したものに魔獣が住み着いたものと、
不可解な現象が起こるものそのようなものは恐らくは神が作ったと言われている、人類には攻略が不可能と言われているもの、
このラストダンジョンは後者である
タイルや柱から生えている魔水晶が輝いている、間違いなくここはダンジョンだ。それに全く魔力が使えない…
魔力が使えないダンジョンだなんて、
神は何のために作ったんだよ
誰が攻略できるんだよ
また俺のせいで大切な人が
助けてくれジン
「教えてくれ…俺はどうすればいい」
ーーしかし返事は返ってこなかったーー
だが違う所からは返事が返ってきた
その相手はリダーとジーニアスだった
「しっかりしろよアラジン!あの状況なら転移魔法は仕方なかった!心配するな、俺たちと上を目指そう」
「ああ、リダーの言う通りだよ必ず脱出しよう」
2人の返事に決意を固める。何があっても2人は守り抜くと
「戦闘は極力避けつつ進みます。俺とリダーが前を進み、先生は後ろの援護頼みます!」
2人は明るく返事をする
俺たちはラストダンジョンからの帰還を目指し足を進める
ダンジョン構造は比較的簡単で殆どが一本道であった。しかし道のりは長く日にちが経過した。
幸い浅い層なのかまたは深い層であるためか魔獣は居なく、不気味な程に簡単に上の階層へと上がっていく
現在、ラストダンジョン地下7階層
先程までとは景色が明らかに変わった
神殿のようなところから溶岩と森というありえない組み合わせの場所へと変わった
なんなんだここは…
「先生、リダー気を引き締めて行きましょう」
「あぁ」
険しい道を歩いていると、遠くに階段が見えた。
「次の階段が見えました!行きましょう2人とも」
そう言い振り向くと先生の足元に毛の赤いネズミが、垂れてきた血に反応して足元を彷徨いている
火光獣だ、テオの図鑑にも載っている
俺はソイツらを追い払い先生の傷を見る
顔色も良くないし腕が黒ずんでいる、思ってるより急いだ方が良さそうだ
「急ぐぞリダー」
「待って兄さん!」
その言葉が届くには少し遅かった
奴の領域に踏み込んでしまった
俺の倍以上の大きさをし、その赤き背中は炎を纏い、その目は俺を獲物として見ている
…赫猿だ!テオの図鑑に載っていた演武を好むと言われている魔獣だ
まだ襲われる前だ、先生もあの状況だ何とかするしかない
俺は荷物を置き礼をした。すると奴は俺を組演武の相手として認めたようだ
俺と赫猿の組演武が始まる
組演武は攻撃と防御を交互に入れ替わりながら展開する。
奴からの攻撃だ。炎を纏った突きや蹴りは俺の肌を焼き続ける上にどれも正確かつ速い、だが幸いまだ手加減はされてるらしい
次は俺の番のようだ…だが俺が使えるのはアルデバッハ流拳術だけだ
俺は拳技を赫猿に披露する
最初は良かったものの段々と周りの温度が上がっていく苛立っているのか楽しんでるのか分からないが赫猿と演武を続ける。
駄目だリダーが隙を見て逃げようとしてくれているが赫猿は逃がしてはくれなそうだ
俺は拳を止め礼をする。
頼む満足してくれ…
しかし現実は虚しく強烈な一撃が俺を木へ吹き飛ばす。
咄嗟に攻撃を防いだが口から血が溢れ出てくる
「はじれぇーふだりどもッッ!!」
俺の合図にリダーは先生に方を貸し階段を駆け上がる
途中俺の元へ槍を投げてくれたが戦っても勝ち目がない…
こんなとこで2人とお別れになるなんて、ごめん先生、ごめんリダー。
…シャーロットごめん
「撃てぇぇッッ!!」
その声と共に轟音が響き渡り、赫猿を貫いていく。閃光と煙が晴れその姿が現れる…
見た事のあるドワーフ…シャールを追い込んだ張本人!
「キャルディーッッ!!」
俺は近くにあった槍を拾い奴に向かい投げつける
しかし近くの男がその槍を弾き飛ばす
「なんじゃこの小僧、助けてやったのにワシをあんなクソ兄貴と間違えるなんて失礼にも程がある」
え、、
「ドワーフなんて見分けつきませんよ」
「お前の報酬は今から半分じゃ半分」
「はぁ?ジジイ!!」
俺を他所に2人で口喧嘩しているが正気に戻り設備を立て出す
「小僧!手伝えお前さんの仲間を助けてやる」
俺はその言葉を聞き設備を立てる
「この設備ってなんですか…」
「お前の仲間を治す魔法を使う為の設備じゃ」
魔法だと…!?
ドワーフは連れてこられたジーニアスの容態を見る
「こりゃ、見てくれは治せるが使いもんにならんかもな」
腕が使い物にならないのか…
「どうにかしてくれ…頼む」
俺は助けてくれたドワーフに縋り付く
「無理じゃ、現状よりは良くなるだけじゃ嫌ならせん」
「…分かりました頼みます」
「ではいくぞ…『サーナ』」
その魔法でジーニアスの傷は次第に塞がっていった、傷が塞がった事によりジーニアスの容態は落ち着き眠りについた
「ありがとうございました…」
「うむ、自己紹介がまだだったなワシ四賢人ヘパルトスじゃ」
ヘパルトス、四賢人!
お前のせいで…こんな目に…!
いや、お門違いか…
「少し休め小僧…酷い顔してるぞ、ワシらが見張ってやるわ」
「すみません頼みます」
俺は先生のそばに座り込み少し休むことにした
毎度読んで頂きありがとうございます!
余談です!
つい先程気づいたのですが評価してくださった方がいたみたいです!なんと合計12p!なんというか認めて貰えたようで嬉しいものですね!
もっと認めて貰えるように頑張っていっぱい文章書きたいと思います!




