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(二)-5
こうした事情があったため、埼玉県が発注した工事はともかく、建設省河川整備局の工事については、談合が行われた上に入札予定価格が事前に業者に漏れていた疑いがもたれたのだ。
その漏洩元として疑われているのが、松ヶ浦に『週刊文潮』を渡した男であり、埼玉選挙区選出の現職の衆議院議員であり、建設大臣である鵜坂恭彦であった。
鵜坂はその地位を利用して担当官から落札予定価格を聞き出して地元の業者に情報を流したのではないかと目されていた。
(続く)
こうした事情があったため、埼玉県が発注した工事はともかく、建設省河川整備局の工事については、談合が行われた上に入札予定価格が事前に業者に漏れていた疑いがもたれたのだ。
その漏洩元として疑われているのが、松ヶ浦に『週刊文潮』を渡した男であり、埼玉選挙区選出の現職の衆議院議員であり、建設大臣である鵜坂恭彦であった。
鵜坂はその地位を利用して担当官から落札予定価格を聞き出して地元の業者に情報を流したのではないかと目されていた。
(続く)
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