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1.転生するってさ

そして先程


真っ白なよくわからん空間で目が覚める。


「知らない天井だ…。」


うん、ちょっと1度言ってみたかったんだよな、これ。


「あなたは幼い子供の命を救い、トラックに撥ねられ亡くなりました。」


「うおっ!?」


すると誰も居ないと思っていたこの場所で後ろから突然言われた。


「あんた誰だ?びっくりして心臓止まると思ったじゃないか。まぁ、もう死んでるんだけどさ。」


ちょっと軽く皮肉ってみると後ろに居た女性が軽く引いていた。

すっごい美人だった。これしか言葉が出ない。

本当に美しいものを見た時って人間語彙力無くなるよね。ホントに。


「え?あなたはもう亡くなってるのよ?そんな簡単に亡くなったこと認めちゃっていいの?」


あ、多分こっちの口調が素だな、この人。


「あぁ、いえ、大丈夫ですよ。自分もあんな風になって生きてたら逆に驚きです。」


「そうですか…。コホンッ。では改めて、

私は生と創造の女神ライと言います。」


「佐藤春樹です。よろしくお願いします。というか女神様だったんですか。」


「はい、その通りですよ。では、佐藤春樹さんにはこれから地球とは異なる世界『ロスワード』の『ザビール王国』の『影の村』というところに転生してもらいます。転生するにあたって、いくつかの転生特典を用意しました。まずはこちらのスキルの中から好きなものを3つ選んでく「もう決めました!」え?もう?本当にもう決めたのですか?」


「ええ、このゲームショップってやつと魔力容量無限とアイテムボックスを下さい。」


「は、はい、分かりました。一応それぞれのスキルの内容を説明するので聞いてください。」


「はい。」


「まず、ゲームショップですが、これはあなたが生前ハマっていた某ゾンビ村が舞台のゲームのショップのようにアイテムを購入出来るようにしたものです。」


「あの最近発売されたサバイバルホラーゲームですか?」


そう、このゲームは最近発売されたばかりだが俺は主人公の生き方に惹かれ、かなりハマってやり込んでいたのだ。

…と、その話はとりあえず置いとこうか。


「その通りです。ゲームショップで購入出来る物は武器、弾薬、傷ぐすりなどで、購入制限があります。ただし、この購入制限は時間が経つ事に解除されていきます。そして、ここで購入したアイテムはあなた以外には使えません。つまり、武器はあなたしか使えないし、傷ぐすりはあなた以外に使っても効果がありません。傷ぐすりは体力を完全に回復させますが、使い続けると体を蝕んでいき、最後には体に悪影響がでますので慎重に使用してください。武器は最初から全て買えるのでは無く、徐々に購入出来るものが増えていきます。これはあなたの実力が一定以上上がっていくと解放されますね。そして、購入した銃器の改造が可能になります。しかし、食事は出来ないのでご了承ください。あと、使った弾倉や弾薬は地面に落とすと自然消滅するので他人に回収されることはありません。そして、武器に関しては他人に触れられると消滅し、改造したものもリセットされ、ショップに再び並ぶことになるので他人に触れられないようにお気をつけください。また、ここで売られているアイテムはゲーム中に登場したアイテムやゲームには無かったオリジナルのアイテムが販売されています。」


なんか凄いスキルだったぜ。


「分かりました。ちなみに薬を使い続けた場合どうなるんですか?」


「何度も体を回復をさせ続けると、最終的に肉体が耐えられなくなって身体が崩壊します。そして先程言った触れられることで消えることに関しては、武器を攻撃手段として相手に使った場合はか消えないので安心してください。そして、先程も言いましたが、この薬や武器はあなた以外には効果がありません。なので他の方に使ったとしても武器は使えませんし、回復も出来ません。」


「了解です。」


なるほどな、理解した。多分。


「次に魔力容量無限ですが、こちらは最初から無限という訳ではなく、何度も使い続けるうちに容量が無限に増えていく、というものです。この世界では、魔力容量には人それぞれ成長限界があります。このスキルを所持していると、その成長限界のリミッターが解除され、容量を増やし続けることができるという訳です。」


「つまり、このスキルは努力すればする程効果が出る、というものでいいんですか?」


「その認識でいいですね。そして、次のスキルと密接な関係にあります。」


「次はアイテムボックスですね?」


「はい、アイテムボックスはあなたの魔力容量に応じて、仕舞える量が変わります。これに関しては、あなたは魔力容量無限があるので、魔力容量が増えれば増えるほど収納できる量が増えていきます。アイテムボックスは生きている物を入れることは出来ませんが、モンスターの死骸や食料などは、入れた状態のままで保存が可能です。」


「分かりました。ありがとうございます。」


「次いでにあなたには私からのプレゼントとしてスキル言語マスターも付与させていただきます。これはあらゆる言語を読む、聞くことが出来るようになります。ただし、あなた自身がスキルの力で言語を書いたり喋ったりは不可能なのでご了承ください。しかし、初めて聞いたり見たりする言語でも理解できるので少し練習すればどんな言語でもマスター出来るでしょう。あ、モンスターの言葉などは無理ですよ?モンスターに関しては担当外なので。」


ってことは人族の言語なら古代の言語でも行けるってわけか…。

ヤバすぎるな。チートだよこれ。

だって、俺は中学校の英語でさえろくに出来ないのに、他の言語1度見聞きすれば完璧に使いこなせるんだもん。

マジでチートやんかこれ。

モンスター語が出来なくても充分過ぎるよ全く…。


「分かりました。これだけでもとてもありがたいです。ホントありがとうございます!」


「では、そろそろ時間のようですね。あなたの次の人生が幸せであることを祈りましょう。お元気で!」


「ありがとうございました!それではさよなら!

ってえ!?穴空くの!?そこに飛び降りろって事かよ!?」


そう、突然目の前に真っ暗な穴が空いたのだ。

そこに飛び込むことで転生が完了するのだろう。


「はい、その通りですね。ふふっ。」


「ちょっ、マジか…というか、笑わないでくださいよ…。」


はぁ、こうなったら覚悟決めて行くしかないか…。


「じゃあ、女神様。ありがとうございました。今度こそ行ってきます。」


「はい、行ってらっしゃい!」


「じゃあ、まぁ、行くか。よしっ、逝くぜ!」


穴に飛び降りると俺は直ぐに意識が途切れた。


次に目が覚めた時はきっと転生した時なのだろう。














side女神ライ

「あ、彼に言い忘れてた。5歳までは転生したって記憶を思い出せないようにしてる事伝え忘れちゃった。てへっ。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




一応主人公のスキルざっくりと紹介


・ゲームショップ(某ゾンビゲーのアイテム買える)

・魔力容量無限(成長限界のリミッター解除)

・アイテムボックス(定番の異空間に仕舞えるやつ)

・言語マスター(古今東西あらゆる言語の理解)


こんな感じです。

最初から中々にチートかもしれない。

チート能力があっても作者が持て余して無駄にしそうな香りがプンプンするぜ。


今更だけどこのゲームショップの効果に関しては二次創作に含まれるのかな

いや、含まれないでしょう。いや大丈夫だろう!

多分…きっと。

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