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転移先は絶望的な世界?  作者: 氷見 一樹
第一章 〜異世界へ〜
8/8

〜転移した先で〜

そろそろ華を…ということで新キャラ登場です。


キャラがブレたりするかもしれませんが…ご愛嬌ということで勘弁下さい。


黒猫は遊斗の身体をペタペタ触り、ある程度傷が癒えているのを確認すると、魔法を唱え始めたーーー


「…ん?」


気がつくと白い部屋にあるベットに寝ていた。


「あっ!目が覚めましたか?」


どこからか声が聞こえ、体を起こそうとする。


「っ痛!」


「あぁ!ダメですよ!体を起こしちゃ!」


そう言って起こしかけていた体を戻される。


「いててて…」


「あ、ごめんなさい!でも、体は起こしちゃダメですよ?ちょっと待っててくださいね」


顔を見る暇も、質問する暇も無く、部屋から出て行ってしまった。


「な、何だったんだ…」


取りあえずなんとなく分かったのは、俺がどこかの病院的なところにいるということだけだ。


「失礼するよ」


足元の方から凛とした声が聞こえてきた。


「あ、はい」


戸惑いつつも返事はしておく。


「少し、体を起こそうか。あぁ、御影君は動かないでね」


そう言うと、ベットが動き始め、体が自動的に起き上がっていく。


「まずは自己紹介かな?私はここ、総合魔術病院の医師の橘 結花だ。橘先生とでも読んでくれ」


そういった先生は、端正な顔立ちの美人だった。雰囲気は凛としていて、白衣から伸びる脚は細く、思わず見とれてしまった。


「それから、こっちが私の助手の花咲 晴香だ」


橘先生に紹介された花咲さんは雰囲気はホンワカしていて、とても可愛い人だった。


「あ、えっと、花咲 晴香です。御影くんが通うことになる学校と同じ学校に通ってるの。色々と分かることは教えてあげるから何でも聞いてね?」


そう言ってニコッと笑う。その笑顔はとても眩しく、周りが幸せな空気に満ちたようだった。


「…て、天使…」


思わず口にしてしまう。


「…え?」


花咲さんはキョトンとしていた。


「くくっ…そうだろう?」


橘先生の方はバッチリ聞いていたようで面白そうに笑っている。


「あ、お、俺は御影 優斗。訳あってこの世界に連れてこられたんだけど、何がなにやらさっぱり分かっていません」


素直に伝えてみた…と言うよりは他に説明が思いつかなかった。


「ふむふむ…なるほど」


橘先生は真剣な眼差しで見つめてくる。何も無いとわかっていても、美人に見つめられてドギマギしてしまう。


「あ、あの、何か分かっているんですか?」


俺は耐えきれず、そう切り出す。


「ん?あぁ、多少のことはな。これからそれを伝える予定だったんだ。実はーー」


そう言って橘先生が説明を始めようとすると、ドアが開く音がした。


俺も橘先生も、花咲さんも、全員そちらを見ると、銀髪の青年が立っていた。

新キャラを登場させてみました。最初からどういうキャラにしたいかは決まってましたが、名前がなかなか決まらず…


橘先生と花咲さんとの今後のやり取りをお楽しみに!

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