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転移先は絶望的な世界?  作者: 氷見 一樹
第一章 〜異世界へ〜
5/8

〜魔法と武器〜

戦闘シーンまでは入りませんでした。


今回は優斗が武器を手に入れます。

なんの武器なのか!?


乞うご期待?

そう言って、心と呼吸を落ち着かせる。


「ーーー、ー、ーー、ーーー」


適当に頭に浮かんだ発音でまた読んでみる。


しかし、何も起こらない。もう1度やってみふも結果は同じ。


ーーっ…あははは!もう、むり!ーー


急に笑い出した。


「なんで笑うんだよ!?これでも真剣にやってるんだぞ!?」


ーーはははっ!いや、だからこそ、なんだけどさ。あははは!ーー


「どーいう意味だよ?真剣だから面白いって!」


ーーだって、呪文習ってないのに、読み上げられるわけ、何じゃないか…っくくくーー


「じゃあ俺が読んでたのは?」


ーーそれは本物。だけど発音なんて教えてないのに出来るわけないよ…あー面白いーー


「こ、こんにゃろ…!」


ーー今回はボクが特別に送るけど、キミに合った武器が良いから、ちょっとだけゴメンねーー


そう言うと、勝手に頭から髪の毛が2・3本抜けた。結構強く引っ張られた様な痛みが走る。


「って、いてーじゃねーか!」


ーーだから言ったじゃないか、ゴメンねってーー


「髪の毛いるならそういえよ!」


ーー分かったわかった。次からはそうするよーー


そう言うと何やらブツブツと言い始めた。恐らく呪文だろう。


ーーよし!そろそろそっちに行くんじゃないかなーー


「それで?どんな武器なんだ?」


ーーボクには分からないよ。送られるのはボクじゃなくてキミなんだから。さあ、手を出してーー


「こう…でいいのか?」


両手を水平にあげて手のひらを上に向ける。


ーーそうそう、そのまま。もうすぐだからーー


そう言うと、俺の手のあたりに光が集まり始めた。そしてそれは徐々に剣らしきモノに実体化していた。


「お、おぉ!」


白銀に輝く刀身に、白が眩しい柄、刀身は80センチと言ったところか。いわゆる『打刀』というやつだろう。光の反射具合から言ってかなりの業物と見て取れる。


ーーへぇ…刀、かーー


「すげぇ…ほんとに出てきた」


ーーキミは思った以上に適性がありそうだ。この鞘を使いといい。ボクからのプレゼントだよーー


すると虚空から柄と同じく白い鞘が現れる。俺はそれを受け取り、刀身をそれにしまう。


ーーじゃあ、武器も手に入れたことだし、早速、こっちの世界に呼んでみようーー


「まて、俺は戦い方を知らんぞ」


ーー大丈夫だよ。キミは剣道の経験があるでしょう?ーー


「やってはいたけど…真剣なんて握ったことないし…」


ーーそれなら問題ないよ。キミは本来こちら側の存在だ。なら、こっちにいる方が力を発揮できるんだーー


「だけど、実戦経験もないし、心底心配…なんだけど?」


ーー随分と弱気だね。こっちまで心配になってきたーー


こいつに言われるのはむかつくが、実際に弱気になってるのも本当のことなので何も言い返せない。


ーとは言え、確かに実戦経験がないのは心細いかもね。じゃあ、少しゴブリン辺りを召喚しようかーー


ちょっとまってて、と言うとすぐさま反応が無くなる。


「まあ、ゴブリンくらいなら何とかなるかもしれない…」


そう思い込むことにして、不安を少しでも和らげるために素振りを始める。


ーーお待たせーー


どのくらい振っていたのだろうか、多分5分にも満たないくらいだとは思うが、長く感じた。


だが、お陰で少し真剣の感覚にはなれることが出来た。竹刀とは全く異なり、『振る』と言うよりは『斬る』イメージの方がしっくりくる感じだ。


ーーとりあえずここの空間にゴブリンを召喚するねーー


「わかった。それと戦えばいいんだな」


ーーその通り。ただ…油断しちゃダメだよ?相手は魔物の中で下級の戦士だけど、戦士には代わりないからーー


「了解」


ーー丁度キミの目の前に現れるからーー


そう言うと俺の目の前に魔法陣が現れる。


そして、脚部から徐々に実体化していき…


読んでいただきありがとうございます!

前回は戦闘シーン…なんて言ってましたが入り切りませんでした。


次回はいよいよ戦闘です。

初挑戦ですが、頑張ります!!


次回をお楽しみに!

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