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だから僕らは生きてゆく1  作者: おかゆ
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夏休みの始まり

初投稿です。

本当に駄文なのですが、お付き合いいただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。



その日は夏休み前最後の登校日だった。

先ほどもらった宿題を捨て去るようにカバンの中に放り込み、思い思いの計画を描くクラスメイト達。

解放感で溢れかえった教室を、適当に挨拶して後にする。



朝の登校中


「放課後、寄りたいところがあるから付いてきれくれないか。」


と尋ねてきた親友を断る理由など特になかった。

大した用事もないし、大方いつものように飯を食べて、本屋に寄ってをするんだと思った。


俺が頷いたのが確認出来ると、少し笑みを浮かべて


「正門で待っていてくれ。」


とだけ残し、教室へ戻って行った。


そういえば期末試験の間、隣町に新しい喫茶店が出来たとか言ってたような気がする。

小難しい飲み物の名前をスラスラと言っていたことは覚えていたが、この正門に近づくに連れてジリジリと寄ってくる炎天下が、かすかな思考さえも絞りとっていく。


「遅かったじゃないか。」


読んでいた本をパタンと閉じて、正門にできた唯一の日陰から近づいてくる。

言葉では責めているものの、口調はさほど怒っていなかった。


「すまん。マンボウの機嫌が悪すぎて終礼で説教された。」


脂汗を書きながら、ちまちまと細い目で全員を見ていた担任の面が頭によぎる。



「松池先生か、」


駅に向かっている途中、ポツリと蓮が漏らした。

スマートフォンを弄る手を止めて、


「鬼の松池。」


マンボウに付いた異名を呟くと、


「失礼なやつだな、相変わらず。」


と言って苦笑した。


「皆言ってるじゃねえか。」


蓮に非難がましい目を向けると


「まぁ、いい思い出はないけどな。」


蓮が思い出しているのは恐らく中学時代の頃だろう。俺は胸の奥底が疼くような、それでいて何だか腹立たしい気持ちになった。



顔を上げると駅の改札口はもう目の前にあった。


いやー、難しい…。

これからヒロイン出てきます、、もう少しお待ち下さい。

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