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舞踏会

「ここが舞踏会の会場だよ!好きな人と好きなよーに踊るの!」

そう言うと桜はあおいの手を引いて音楽に合わせて踊り始めた。あおいは踊りをしたことがなかったのでどうしていいのか分からずただ桜に合わせた。この会場では優雅な音楽がかかっていた。

(なんか…楽しいかも)

あおいは踊っている間は自分と桜にだけスポットライトが当たっているようで自分がこの世界の主人公になったみたいだと思った。やがて桜は満足すると綺麗なお辞儀をして別の人と踊り出した。あおいは知り合いがいなかったのでどうしていいか分からずオドオドしていると見知らぬ美女から手を取られて一緒に踊った。ひと段落するとあおいと桜は端の方でみんなが踊っているのを2人で眺めていた。

「どうだった?舞踏会」

「すごく楽しかったです」

「ほんとに!嬉しい!君って働く場所探してたりしない?」

「え、まあ探してはいますけど…」

「じゃあよかったらうちの王室で働かない?最近家政婦さんが1人いなくなっちゃって困ってたの!」

「え、僕でいいんですか?」

「うん!君が果物打ってたときなんか目が引かれて、この人は信用できるって直感で思ったんだ!」

「じゃあ…よろしくお願いします」

「ほんとに!じゃあお父さんには私から伝えとくね!」

「ありがとうございます」



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