【あとがき】クリスマスの奇跡と、心からの感謝を込めて
どんな作品も、
時間が経てば、静かに忘れ去られていくものだと――
私は、ずっとそう思っていました。
二年前、「小説家になろう」に登録し、
半年ほどの活動を経て一度筆を置きました。
そして今年の五月、復帰してすぐに書き上げたのが、
この『十五歳の、最後の通話』という物語です。
完結後、PVは五百前後で止まり、
(これでも、自分の中では悪くない数字ですが)
「このまま、静かに消えていく作品なのだろうな」
そんなふうに思っていました。
ところが、今年のクリスマスの夜。
信じられないことが起きました。
この作品が、
人間ドラマ(完結)の日間ランキング11位に入っていたのです。
わずか二日間で、これまでの総PVの半分にあたる
約二百五十もの閲覧をいただき、
正直、何が起きているのか分からず
パニックになっていました。
そして、その理由がようやく分かりました。
シロクマシロウ子さんが、
レビューと、そしてご自身の活動報告で、
この作品を紹介してくださっていたのです。
(きっかけをくれたシロクマシロウ子さんの活動報告はこちら↓↓)
<https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/2898529/blogkey/3555087/>
◇
もう賞味期限が切れたと思っていた作品でも、
誰かが手を伸ばしてくれて、
それを見た誰かが読んでくれて、
そして、応援してもらえれば――
ずっと無風だった作品に、
もう一度、灯がともることがある。
そんな信じられないような出来事を、
今回、私は身をもって知りました。
読んでくださった方。
ブックマークや評価、
リアクションや感想をくださった方。
本当に、ありがとうございます。
そして、
このすべてのきっかけを作ってくださった
シロクマシロウ子さんへ。
こんなにも素敵なクリスマスプレゼントを、
本当にありがとうございました。
今年のクリスマスに起きた、
この奇跡のような、あたたかい出来事を、
私はきっと、忘れません。
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この作品は、
・完全なファンタジー
・完全なSF
・完全な怪談
そのどれでもありません。
**「そうかもしれない」**という予感と、
**「そうであってほしい」**という願い。
その二つが重なるわずかな場所に、
祈りのような気持ちをそっと置いた物語です。
タイトルにある「あなた」は、
母である美佐代を指すと同時に、
十五歳でいなくなった娘・心音をも指す
ダブルミーニングとして描きました。
いま、その物語の“奇跡”によって、
シロクマさんのご紹介で順位が上がらなければ、
決して出会うことのなかった皆さま。
こうして、優しくて、
あたたかい皆さまと出会えたことに、
心から――「ありがとう」を伝えさせてください。
そして皆さまの明日が、
優しい「おかえり」で満たされるものでありますように。
霧原零時




